不動産経営で切っても切れないトラブルが家賃滞納です。
入居者から家賃が支払われていない場合、勧告したり、場合によっては家賃を取り立てなくてはなりません。
兼業で不動産経営をされている皆様は、そのような余裕は無いですし、何より精神的に辛い作業です。
さらにひどい場合、夜逃、音信不通、泣き寝入りなんてことも。
不動産におけるトラブルは、融資の返済、メンテナンス費用などが発生する分ダメージの規模が大きくなりがちです。
そんな負担を軽減するための保険として、保証会社に加入する事は非常に重要です。
家賃滞納の恐怖
不動産経営者の命の源である家賃収入。理由はどうあれ、それが滞る事はなんとしてでも避けたいですよね。
空き部屋ができてしまうと、そのぶん家賃収入が減っていしまいますが、こちらはまだ問題ありません。部屋を綺麗にしてみる、ホームステージングを工夫してみる、営業活動を見なおすなど入居者獲得のためにできることはたくさんあります。
▲シエスタヴィラ上鷺宮South ホームステージング
では、入居者が家賃を滞納している場合は?
こちらは厄介な問題となります。
入居者が支払いを忘れているだけならば、まだ話は単純です。入居者に連絡して支払って貰えば良いのですから、大きな問題にはなりません。
では、その他のなんらかの理由で家賃を支払わないのだとしたら?
何度通告しても払ってもらえない・・・
そんな時は、入居者に対して家賃を取り立てに行かなくてはなりません。
ですが相手は何度催促しても家賃を滞納し続けている人です。そう簡単に話が済むとは思えません。さらに、夜逃げをされてしまったらどうなるでしょうか?
打つ手なしです。滞納された分の家賃は戻って来ず、掃除やら何やら、原状回復のための費用も重ねてかかります。
そんなひどい話がありますか?しかし世の中、そんな事もあるのが現実なのです。
保証会社とは?
世の中には、あってほしく無い事に対する備えとして保険が存在します。
交通事故・災害・失業など多くの事柄に保険をかける事が出来るからこそ、私たちに本来のしかかるはずのストレスを軽減して生活することができています。
入居者の家賃滞納は不動産を運用する上で明らかにあってほしく無い事ですよね?
やはり、そのような事態に対する保険も存在しています。
保証会社を利用することで、家賃滞納などの入居者トラブルに備えることができます。
保証会社は、家賃滞納が発生した場合に、入居者の代わりに家賃を支払い、私たちの代わりに入居者に請求してくれる存在です。
心配だった家賃収入の滞りと、取り立ての際の負担を肩代わりしてくれます。
加えて、原状回復の費用も保険契約に則って負担してもらえるので安心です。
保証会社によって訴訟費用、更新料、弁護士費用、残置物処理費用を補償するかどうか違いがあります。
どの会社に任せるか決める際は、保証会社が倒産しなさそうか与信の調査と補償内容をみて決めると良いです。
あなたはどうしますか?
仮に入居者との間に何らかのトラブルが発生した場合、その時の精神的ストレスや経済的損失は非常に大きなものになります。
下の写真は実際に家賃の滞納があり、入居者が管理会社に連絡を自由にとることができなくなり強制退去となった部屋のものです。
酷いものですが、これでも一度業者の方が片付けをした後のものになります。(保証会社に加入していれば、この時の料金も保険の範囲内に入る場合があります。)
キッチンはサビだらけで、細かいゴミにまみれています。あまりに酷い状況ですから、キッチンについては全取替となるでしょう。
洗濯機置き場の下には謎の穴が・・・
もちろん、元々空いている穴ではありません。洗濯パンがあったはずの場所ではがした後の状態でしょう。
はたして、修繕にいくらかかるのでしょうか?
そして、そのお金を払うのはあなたになってしまうのでしょうか?
人の生活に関わることなので様々なことが起きます。
家賃の建て替えを行う保証会社はまさに転ばぬ先の杖!細かな工夫ですが不動産経営において経済的に大きな差を生みます。
家賃保証会社は滞納リスクを下げる手段
家賃保証会社は入居者の滞納リスクを下げる手段です。
保証会社を入れておくと滞納された場合の取り立てや訪問を代行することができます。
リスクの軽減のためには契約の仕方が差を生みます。
弊社、日生リビングシエスタが建築・管理しているシエスタシリーズでは全物件で保証会社に加入し賃貸借契約をしています。
- この記事を書いた人
- 賃貸知識BANK編集部
- 不動産市場や投資に関する情報を専門的な視点で解説しています。資産形成や投資戦略に役立つコンテンツを実務的な目線でお届けします。
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