TOTO東京センターショールーム行きました。きれいが長続きする秘密とは

トイレやお風呂のCMでTOTOを見聞きする方は多いのではないでしょうか。

ショールームに行くと、トイレやユニットバス以外にも多くの水回り製品を見ることができます。

購入前に製品を確認することで、長く使える商品を選ぶことができます。

新宿のショールームの製品を実際に見てきました。

TOTOはどんなメーカー?

TOTOは、水回りを中心に住宅設備の製造・販売を行っています。

本社のある北九州には創立100周年記念事業としてオープンしたTOTOミュージアムが建てられています。

TOTOの製品だけではなく、水回りの文化・歴史について学んだり海外向けの製品を見たりできます。

水回り製品の新設・リフォームを考えているなら訪れたいTOTOのショールーム

TOTOは、全国にショールームがあります。

今回はDAIKENとYKK APとのコラボレーションルームのあるTOTO東京センターショールームに行きました。

TOTO東京センターショールームは新宿にあります。

コラボレーションルームでは、DAIKENのフローリングや内装ドア、YKK APの窓や玄関、TOTOの水回りのコーディネートを見ることができます。

ショールーム巡りは大変です。

3社の製品をまとめて見られると、あらゆる設備をそろえたい方は助かるのでは。

製品の特徴や使い方のポイントなどがPOPのように貼られていたのが印象的でした。

システムキッチン「ザ・クラッソ」が目を引きました。

カウンターとキャビネットの色味から高級感が漂います。

 

キッチンをワンランクアップさせるのが「クリスタルカウンター」。

光が当たると印象が変わる、柄を美しく見せる素材です。

 

柄の入っていないものはお部屋を明るくするほどの明るさを持ちます。

きれいに使える素材と言えます。

理由は3つ。

  1. 汚れは拭くだけで簡単に落とせてシミになりにくい
  2. 擦り傷も磨いて落ちる
  3. 熱と衝撃に強いため、割れたり跡がついたりしにくい

 

収納の工夫も見られます。

シンクまわりで使うものはシンクの下、コンロのまわりで使うものはコンロの下に収納することが想定されています。

周辺ユニットと組み合わせることで、収納力が上がります。

カウンターに置く数・色などを厳選すれば見せる収納も楽しめます。

 

スクエアすべり台シンク」というシンクにも使いやすい工夫がされています。

シンクの底は3度の傾斜があり、ゴミや汚れが排水口にスムーズに流れます。

排水口が隅に設置されているので、洗い物をシンクに置いても排水口がふさがれず効率的に食器洗いできそうです。

シンクと排水口は一体で継ぎ目がありません。

溝や段差もないので掃除しやすいです。

 

ザ・クラッソよりお手頃なシステムキッチンが「ミッテ」です。

機能がシンプル、対応可能なレイアウトが限定されるなどの分、ザ・クラッソより価格が抑えられています。

しかし、使い勝手を計算した設計で、お好みの雰囲気を演出できるデザイン・カラーラインナップです。

私事ですが、トイレは水回り製品を扱うショールームで見るのを楽しみにしています。

トイレ=TOTOのイメージが強いこともあり、「高機能なトイレをたくさん見られるのでは」と期待度が高かったです。

 

オブジェのようにも見える下記のトイレ。

「ネオレスト」というモデルで最も高級なネオレストNXという製品です。

独自性の高い形にはデザイナー吉岡佑二氏のこだわりがつまっています。

たとえば曲線的で丸みを帯びた形状は、陶器のやわらかさを感じられるよう計算されているそうです。

直線的なデザインにしやすい樹脂や金属との差別化を図っています。

吉岡氏は継ぎ目やフタと便座とのすき間をなくすなどフタを開けた時の美しさにもこだわりました。

フタと便座をつなぐ部品がゴールドがかっているのも、トイレっぽさを軽減しているのではと感じました。

 

長く美しく使える機能や設計もさまざまです。

  • においきれい
  • フチなし形状
  • オート機能

においきれいはトイレの気になるにおいを取り込み、カートリッジに集めて脱臭する仕組みです。

1日のトイレの使用時間を学習し、使用機会が特に多いと学習した時間の1時間前から作動します。

使用後は、脱臭の約2倍の「パワー脱臭」に自動で切り替わります。

カートリッジはキッチンやトイレの除菌などを行う「きれい除菌水」で洗浄・除菌されます。

 

フチなし形状はフチ裏のない形状のことです。

手前から奥までフチをなくすことで、汚れの見えにくい箇所がなくなり、フチをつかむように拭くだけで簡単にきれいにできます。

 

オート機能を設定すると、トイレを使う人の動きにあわせて便ふたの開閉や水を流すなどが自動で行われます。

 

その他に座りやすい「らくフィット設計」室内が暗くても便器やリモコンの位置が分かる「やわらかライト」なども特徴です。

やわらかライトは、便器に人が近づくと自動で明るくなります。

 

リクシルのショールームで感動したフロートタイプのトイレ(床から浮いているデザインのトイレ)をTOTOも扱っています。

レストパルF」という製品です。

便器の後ろを収納として活用できます。

 

タンクレストイレだと下記のような手洗い器も設置されることが多いです。

TOTOは独立洗面化粧台も充実しています。

下記は最上級モデル「エスクア」です。

洗面ボウルの位置や扉・カウンターのカラーやデザインなどを選べるセミオーダー感覚の洗面化粧台です。

洗面ボウルを2つ並べるプランにも対応しています。

 

オクターブ」「ドレーナ」など、エスクアよりお手頃でもお手入れが簡単だったりさまざまな雰囲気を楽しめるモデルも展開しています。

「シンラ」はシステムバスルーム最上級のモデルです。

見ただけで高級さを感じました。

上記の画像は戸建て住宅向けですが、マンション用の製品もあります。

「きれい」へのこだわり

ショールームで見た製品について詳しく調べると、TOTOは清潔に使い続けられる機能を提案しているように感じました。

 

たとえば「きれい除菌水」。

除菌成分を含む水がミスト状に出てきます。

ふきんやまな板など菌の付着が気になるものに吹きかけることで菌の繫殖を抑え、変色を防ぐなどが期待されます。

 

ネオレストのような上位モデルのトイレはきれい除菌水付きです。

便器やノズルを自動で除菌し、黒ずみや汚れを予防します。

トイレ使用後には便座裏の先端にもきれい除菌水が吹きかけられるので、気づきにくい箇所の清潔が保たれます。

 

環境への配慮のため、きれい除菌水は時間の経過と共に元の水に戻ります。

 

ネオレストをはじめ「トルネード洗浄」という機能が搭載されたトイレがあります。

渦を巻くように水が流れます。

少ない水でも便器内をきれいにできます。

汚れのつきやすい便器の後ろ側もこびりつきを防げるのは、水が勢いよく当たるためです。

 

TOTOが独自開発した「セフィオンテクト」という加工も、きれいの長続きに貢献します。

従来の釉薬(陶器などの表面を覆うガラス質)の上にセフィオンテクトを施すと、便器内部の表面がなめらかになります。

表面がなめらかだと汚れがつきにくく落としやすいです。

製品を実際に確認するにはショールーム

実際に使うと楽しそうな高機能の製品にたくさん触れることができました。

見た目に惹かれる製品も多く、デザインも利便性もこだわりたい方でも気になる製品を見つけやすいと思います。

 

TOTOに限りませんが、ショールームへ行くとタンクレストイレのスタイリッシュさに魅了されるかもしれません。

タンクレストイレを設置したいと思ったら、選ぶ前に問題なく使えそうかチェックすることが大切です。

この記事を書いた人
星脇 まなみ
2016年からフリーランスでライターとして活動しています。 主に住まい・暮らし・生活に関する記事を制作してきました。 住みやすい街や今後熱くなりそうな街や都市開発、資産運用への関心が強いです。 住宅設備で1番好きなのはトイレ。外出先でもメーカーやデザイン、使い勝手が気になってしまいます。
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