世界の美しい街並みは、ただそこを歩いたり、眺めたりするだけでその美さに感銘を受けたり心を癒されたりするものです。
仕事柄毎月2-3回海外に行く機会があるので、街中を散歩して現地のカフェにふらっと寄るのが好きです。
この記事では、世界の街歩きをしてきた私独自の見解で、世界の美しい街並み5選をご紹介致します。
目次
アメリカ シアトル ウォーターフロント地区
近年ではIT関連企業が拠点を構え、第二のシリコンバレーとしての発展も見せているシアトル。
観光では、スターバックスの一号店や、全米で最も長い歴史をもつパイクプレイスマーケット、築60年のシンボルタワー、ニールズタワーなどが有名です。
パイクプレイスマーケットを散策し、海沿いに出てウォーターフロントパークを観光する街歩きがベタですが、わくわくさせてくれます。
このウォーターフロントパークは、どことなく、福岡のマリノアシティや、神戸のポートアイランドに似ている気がします。
また、シアトルは航空機産業大手のボーイング発祥の地。ここシアトルまでもボーイング787が飛んでいます。
航空機好きの方には100以上の模型を見ることが出来る航空博物館は大変楽しむことが出来る魅力スポットだと思います。
アメリカ ブルックリン
ブルックリンの街並みと言えばレンガを思い浮かべます。
ブルックリンは、ニューヨーク市の1つの行政区です。
世界の中心地であるマンハッタンとイーストリバーを挟んで南東側に位置します。
煌びやかなマンハッタンとは対照的に、アンティークで落ち着いたスタイルのブルックリンの街並み。
元々、工業地帯であった歴史があり、倉庫等がたくさんありました。
ニューヨーク市の中でも家賃が安かったブルックリン。
そこへ若いアーティストや芸術家が移り住み、独特でアーティスティックなおしゃれが融合した【ブルックリンスタイル】が生み出されていきます。
キーワードはレンガ、アンティーク、アイアンなどでしょうか。
建築物が古く、一つ一つに歴史を感じます。
特にマンハッタンと繋がるブルックリンブリッジを渡った所に広がるダンボというエリアは観光地としても有名です。
おしゃれなカフェやショップが点在し、街中を歩くだけで、アンティーク感のある雰囲気と洗練されたアートが融合したブルックリンスタイルを全身に感じることが出来ます。
ドイツ 絵本の世界の様な木組の家々
北ドイツに位置する「ツェレ/Celle」は、約450棟もの木組みの家々が密集しています。
16世紀頃に建築されたと言われるこの木組の家街道。
この北ドイツのツェレは、ヨーロッパの中で最も美しい木組みの家が集中している場所として有名です。
500年もの長い歴史を重ねてきた美しい家々が醸し出す独特の雰囲気はまるで絵本の中に入り込んだような錯覚を覚えます。
日本からの直行便、フランクフルト空港やミュンヘン空港からは少しアクセスがしにくい場所に位置しますが、せっかくドイツに行ったら訪れたい所ですね。
私自身、フランクフルトに数回渡航したことがありますが、渡航日数的に時間確保が難しく一度も行けておりません。
私のように観光に十分な時間が作れない方は、フランクフルト空港から15分ほどの観光名所、レーマー広場でも木組みの建物を楽しむことが出来ます。
ここは、市街地なので、近くにデパートやdm(日本でいうマツキヨのようなドラッグストア)、レストランや雑貨屋さんが立ち並んでいます。
こちらが有名な旧市庁舎。結婚式を挙げることもできるようです。
テラス席でソーセージをつまみにドイツビールで乾杯しながら木組の旧市庁舎をゆっくり眺めることができますよ。
イタリア アルベロベッロのトゥルッリ
つい口に出して言ってみたくなるアルベロベッロのトゥルッリ。
アルベロベッロとは南イタリアのプーリア州にある地名です。
そこにはトゥルッリと呼ばれる伝統家屋が約1000棟も立ち並んでいます。
16〜17世紀ごろに家屋として建設され、その美しい街並みが称され、1996年に世界文化遺産に登録されました。
このトゥルッリの歴史がとても面白いのです。
16世紀の当時はスペインの統治時代。家にかかる税金を払うのを避けるために、役人が徴税に来た時に家を壊し、税金払いから逃れていたと言われています。
「家を壊す?どういうこと?」と思われるかもしれませんが、トゥルッリの壁は石灰岩を、屋根は石を組み合わせて建てられています。
役人が来た時は、屋根から石を降ろしたり壊したりして「これは家ではない。」と言い張り、役人が帰るとまた組み立てていたようです。
なんて強引な、、!と思いますが、税金対策を考えるのは現代も、400年前も同じ境遇に親近感を覚えますね。
強行突破気味な税金対策から始まった白い三角屋根のトゥルッリは、400年の歴史を刻み現代もアルベロベッロの街で店舗や家屋、またホテルとして人々が暮らし続けています。
ちなみに、アルベロベッロは日本の世界遺産の白川郷と姉妹都市です。
言われてみれば、三角の屋根、建物の背の低さ等、見た目も似ていますね。
スペイン 古都トレド
1986年に世界遺産に登録されたスペインの「古都トレド」。
歴史的な建造物からなる街並みが美しい都市です。
実は、世界遺産検定2級をもつ私。
スペインは世界で3位の世界遺産保有数を掲げる程、それはそれは、沢山の素晴らしい遺産が点在しており、個人的に推している国です。
古都トレドは、スペインのほぼ中央に位置し、マドリードから約70kmの所にあります。
1561年に首都がマドリードになるまでは、スペインの首都として機能していました。
「スペインで一日しかなければ、迷わずトレドへ行け!」という諺まであるほど、魅了されている人が多いという事でしょう。
イスラム教・ユダヤ教・キリスト教の3つの宗教が融合した建築物が建ち並び、“街全体が博物館”とも称されるほど。
スペインを代表する画家エル・グレコが活躍した街としても有名です。
くねくねと狭く曲がりくねった道が続くトレドの旧市街は、まるで迷路のようです。
様々な宗教が入り混じった歴史があるため、建築物の様式も複雑で散策するのには大変面白い街です。
いつか行きたい!を叶えるには、貯蓄・資産運用も手
海外旅行に行くにはお金も時間もたっぷり必要ですね。
資金をためる方法の一つ、資産運用で経営が安定すればヨーロッパ周遊どころか、世界一周旅行も夢ではありません。
私の夢はヨーロッパをクルーズ船でゆったり回ること。
北ドイツのツェレも、もちろん候補経由地にいれています。
- この記事を書いた人
- 菊地 はる
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