「広々開放感のある部屋暮らしたい!」と思うことはありませんか?
コンパクトな賃貸物件でも「実際より広く感じる!」を叶えられる家具選びの方法があります。
この記事では、1Rの間取りをパースで作成し、家具によって感じる広さの違いを見比べながら解説していきます。
なるほど納得!な視覚のカラクリを理解して、広々快適な1Rを作りましょう。
淡い色を選んで広々空間
まずは家具の色選びです。
広く見せるためには白やベージュ、ライトグレー等の淡い色は、視覚的に部屋を広く見せる効果があります。
色の与える効果をパースでお見せします。
まずは、暗い色を使ったお部屋の印象です。
続いて淡い色のパースです。
ベージュ色で統一されていて広々感じます。
こちらは白で統一したパース。清潔感と明るさを感じられますね。
家具のサイズ、種類、位置、レイアウトは全く変えず、色だけの効果でここまで変わります。
1Rなどのコンパクトな部屋ほど、家具やインテリアを可能な限り淡い色で統一するといいでしょう。
とはいっても、全て淡いカラーにまとめるのはなかなか難しいですよね。
人それぞれ好みの色味だってあるはず。
その場合は、カーペットやカーテン、ベッドのシーツなど、部屋の大部分を占めるものを淡い色にすると、部屋の印象を明るく広くすることができますよ。
好みの色は差し色として使ってみましょう。
低い家具を選んで広々空間
広く見える家具選びは余白のスペースを意識したすることが大切です。
具体的には、背の低い家具で統一すると、視界が抜けて部屋が広く見えます。
ベッドやテーブル、ソファやテレビ台などは背の低いロータイプのものがお勧めです。
それではパースで見ていきましょう。
家具が全てロータイプで揃えてあります。
次にトールタイプのテレビキャビネット、ベッドもハイタイプ、ソファは同じ物の背丈を20cmほど上げてみました。
ラグの直径も少し大きめにしています。余白のスペースがなく、狭くみえますね。
家具選びは大は小を兼ねません。
そのスペースに合った適切なサイズを意識して選ぶことが大切です。
ぴったりサイズを選ぶのではなく余白も是非意識してくださいね。
気に入った背の高い家具がある場合は、部屋の入り口に配置しましょう。遠近法で視界が抜けやすくなります。
また、背の高いフロアランプや観葉植物などは華奢なデザインの物を選んで存在感を与えすぎないようにするとなおいいでしょう。
窓を味方につけて広々空間
淡い色の家具、背の低い家具、余白。
部屋を広く見せるポイントを抑えました。
しかし、窓の存在を忘れてはいけません。
背の低い家具をそろえても、窓が大きく開口の邪魔になってしまっては元も子もありませんね。
そのため、ベランダに出入りする以外の窓は高い位置にあると、家具のレイアウトが限られず、いいです。
窓の枚数が多い割に、壁の余白部分が多いのでコンパクトな居住空間でも、家具レイアウトが数パターン可能です。
違うパターンも見てみましょう。
実は、こちらのパースは弊社の物件のパースです。
高い位置の窓は、外から目線も気にならないです。
明るさを確保しつつ家具の置場にも困らない住空間になります。
淡い色、低い家具、窓の高さを制覇して広々空間へ
同じ広さの部屋でも視覚のカラクリをマスターすると1.5倍ほど広さに差を感じる場合も!!
三つの要点、淡い色、背の低い家具、窓の高さのポイントを抑えて広々快適ライフを送りましょう。
- この記事を書いた人
- 菊地 はる
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