都内にはロフト付きのお部屋が多く流通しています。
見慣れた居室もロフトの上から覗いてみればいつもと少し違う風景に見えて、ちょっとした特別感を味わうことができるという魅力があります。
とはいえ、実際はロフトをどのように活用すれば良いのか分からない…と悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はロフトの活用例に加え、用途ごとに適した家具の選び方や配置をご紹介いたします!
目次
せっかくだから上手く活用したい!ロフトの使い方
まずは、ロフトの活用方法の例をご紹介いたします。
寝室
ロフトにベッドや布団を置き、寝室として活用するというケースは多く見受けられます。
日常的に活動するスペースと休息のスペースを分けることで、生活にメリハリがつくという点がメリットです。
また、寝具によりお部屋や収納が圧迫されないためゆとりのある空間を作り出すことにもつながります。
趣味・ワーキングスペース
ロフトを仕事や勉強に没頭するためのスペースにするという手もあります。
作業とは関係のない物が多く並ぶ居室ではなかなか集中できない…という方は特におすすめの使い方です。
また、コミックやコレクションなど居室のインテリアに合わないような趣味の物を多く持っている方も、ロフトに収納して趣味を楽しむためのスペースに作り上げても良いでしょう。
収納スペース
スーツケースやシーズンものの衣類、布団など普段は使わないものを収納しておくためのスペースとして活用すると、居室がスッキリするためより高い自由度でインテリアを楽しむことができます。
階段やはしごを頻繁に昇り降りしたくないという方にもおすすめの使い方です。
ただしステップの幅が狭い階段やはしごで昇り降りするタイプのロフトは、持ち運びに両手が塞がってしまう重い物を収納するには適していません。
安全な持ち運びが可能な重量・ボリュームの物を収めましょう。
物干しスペース
1人暮らしの場合は天気が悪い日だけでなく、花粉対策や防犯上の理由から洗濯物を室内に干しておく方もいらっしゃるかと思います。
居室に洗濯物を干しておくケースが一般的ですが、ロフトがある場合は室内干し用のスペースとしての活用もおすすめです。
窓の外から洗濯物が見られる心配もなく、急な来客時も慌てて洗濯物を隠す必要がないため便利な使い方です。
ロフトの使い方に合った家具の選び方と配置
ロフトをどのように活用するか決まったら、より使いやすく快適なスペースを作り出すためにも家具の選び方や配置といったインテリアを工夫することが大切です。
上記にてご紹介した用途に合わせたインテリアのテクニックも知っておくと便利です。
寝室
部屋の上部に位置するロフトは暖気が溜まりやすく、冬は温かく過ごすことができますが夏場は寝苦しくなります。
対策として、夏場はサーキュレーターや扇風機を寝具の近くに配置すると良いでしょう。
エアコンからの空気を循環させれば、比較的落ち着いた室温の中で眠りにつくことができます。
また、冬場はロフト、夏場は居室…といったように季節に合わせて寝る場所を変えるという方法も手です。
そのように使い分ける場合、寝具はベッドよりも移動させやすい布団をおすすめします。
趣味・ワーキングスペース
ロフトを趣味や仕事など作業用のスペースとして使う場合、天井の高さに注意が必要です。
特に1人暮らし用でコンパクトな物件の場合、デスクはローテーブル、椅子は座椅子やビーズクッションのように座面が低いものを選びましょう。
さらにスリムな本棚も一緒に置けば作業中に必要となる書籍などを収納しておけば、居室まで取りに行く手間が省けます。
また、昼光色の照明よりも電球色や昼白色のように優しい光の照明の複数配置がおすすめです。
目の負担を抑えられるだけでなく、複数の照明からつくられる陰影がおしゃれな雰囲気を演出してくれます。
収納スペース
ロフトに物を収納する場合は以下のように中身を確認・出し入れしやすい収納グッズがおすすめです。
- クリアケース
- 前開き収納ボックス
- 高さ調節が可能なハンガーラック
- 大き目の収納バッグ
ただし、ロフトは高温多湿になりやすいため食品や家電製品の収納スペースとしては不向きです。
衣類を収納する場合は、十分に防カビ・防虫などの対策をしたうえで収納しましょう。
物干しスペース
ロフトに洗濯物を干す場合は、突っ張り棒やロープを活用しましょう。
物干しスペースだとしてもインテリアにこだわって生活感はあまり出したくないという方は、お部屋の雰囲気に合わせてチェーンなどおしゃれな雑貨を取り入れるのもおすすめです。
天窓が付いているロフトは日光が差すため乾きやすいですが、より速く乾かしたい場合やロフトに天窓が付いていない場合は除湿器やサーキュレーターも使用しましょう。
ロフト部屋のメリットとデメリット
ロフトは様々な用途で活用することができるうえに、インテリアにこだわればちょっとした非日常感を体験できる特別なスペースに生まれ変わります。
そんなロフトのある生活に憧れ、1人暮らしをするならロフト部屋がいい!と感じる方も少なくないはず。
しかし、ロフト部屋はメリットと同時にデメリットも存在します。
その両方を理解することも、ロフト部屋で快適に暮らすために大切なポイントです。
ロフト部屋のメリット・デメリットは以下の通りとなります。
メリット
- ロフトの分だけコンパクトな間取りになるため、家賃がリーズナブル
- コンパクトな間取りでも収納に困らない
- 天井が高く開放感がある
- インテリアによってはおしゃれな部屋に演出できる
デメリット
- 夏場はロフト部分が高温多湿になりやすい
- 階段やはしごの昇り降りが面倒になりがち
- 昇り降りの際に誤って落ちるとケガをするリスクがある
なお、デメリットに関してはサーキュレーターや除湿器などを使って室温や湿気の対策を取る、お酒を飲んだときなど誤って落下してしまう恐れがある場合は上らないようにする…などの工夫でカバーすることが可能です。
ロフトのメリットを活かして快適な暮らしを実現させよう
多彩な活用方法のあるロフトを使いこなすには、いかにデメリットへの対策を取りながら快適に用途を果たせる家具やグッズを揃えることができるかがポイントです。
- この記事を書いた人
- 浦野 瞳
- 様々なジャンルで執筆経験があるフリーランスWEBライターです。 執筆時はリサーチにリサーチを重ね、複雑な不動産関係の知識も分かりやすくお伝えしています。 読者の皆様に、「痒い所に手が届く記事」と感じていただけていれば幸いです。 住宅やインテリアの情報に対しては特に関心が強く、情報の正確性を高めるため個人的にも勉強をして知識をつけています。 実際に賃貸暮らしを続ける中での経験・所感も活かし、オーナー様・入居者様どちらの視点も考慮しながら情報を発信いたします!
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