業界では「不動産DX」が大ブームを起こしています。
当社でも、不動産DXのうちの一つ管理巡回報告をアプリを使って自動生成できるサービスを導入しました。
今回は建物点検をオーナー様には見やすく、管理会社側には作成しやすくしたサービス「きろくん」をレビューします。
アプリを使って漏れなく点検&写真撮影
きろくんは、クラスココンサルファームがだしている建物点検アプリです。
http://consulting.crasco.jp/kirokun
写真を撮影し、アプリ上に挿入、コメントなどを入れることによって設定した点検項目をスムーズに点検していくことができます。
さらに、自動で報告書を作成することができ業務の効率化が売りのサービスです。
基本的にPCで設定し、アプリは物件で作業をするときに使用します。
点検項目は事前に設定することができます。
このように、様々なチェック項目の候補があり、この中から物件に合った項目を選択していきます。
現場では設定した項目をもとに写真を撮影するため、もれなく物件チェックをすることができます。
実際の作業をしているメンバーへ実際の使用感を聞きました。
撮影に気を取られて業務目的の点検を忘れてはいけないということですね。
自動で報告書を作成して業務効率化
さらに、アプリで撮影後自動で報告書が出力できます。
写真で出すため破損や汚れを隠すことができません。
オーナー様へ物件情報をより分かりやすく伝えるために従来の文章での報告から写真付きのものへ変更いたしました。
物件を放っておいたら荒れ放題
大家さんブログを見るとよくあるトラブルが「物件をほおっておいたら荒れ果てていた」というもの。
購入してしばらくして「入居申し込みがなかなか来ないな」と思って物件を見てみたら、外観が荒れ放題だった・・・という話です。
実際に見ないとやはり状況は把握できない、というのが定説です。
しかし、忙しいオーナー様はなかなか見に行けないものです。
そこをこの写真付き報告書を使えば、行ったように建物の状況を見ることができます。
デメリット
このような不動産テックを使うときのデメリットが、写真に写すところだけきれいにして、他の清掃を怠るというもの。
写真をきれいに撮るのは大事です。でも目的は清掃点検です。写真を撮る眼は狭い目。清掃は広い目で巡回清掃をしていくことがとても大事です。
効率化しても質は落とさない管理巡回が求められる
オーナー様が見に行かなくても見に行った時と同じ精度で建物状況を伝えることができる。使えるアプリです。
物件の様子をオーナー様により視覚的に伝えたいとお考えの管理会社さんへおすすめします。
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- この記事を書いた人
- 賃貸知識BANK編集部
- 不動産市場や投資に関する情報を専門的な視点で解説しています。資産形成や投資戦略に役立つコンテンツを実務的な目線でお届けします。
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