「ブルックリンスタイル」の家とはずばり?特徴と要素を分析!

数年前からよく耳にするようになった「ブルックリンスタイル」

Instagramでも「#ブルックリンスタイル」で検索するとこんなにもお洒落な画像がたくさん並びます。

なんてお洒落空間なのでしょう!!どうしたら我が家をこんな素敵な「ブルックリンスタイル」に近付ける事ができるのか・・・

外国風の賃貸住宅デザインを現在進行形で建てている経験をもとにブルックリン風の家を作る特徴を分析します。

ブルックリンスタイルとは?

そもそも「ブルックリンスタイル」とは一体どの様なものなのでしょうか。

ブルックリンはアメリカ・ニューヨークにある5つの行政区です。

ブルックリンはもともと工場や倉庫が立ち並ぶ物価の安い工業地区でしたが、1990年代に入ると家賃の高騰が続いていたマンハッタンから若者やアーティストがブルックリンに移り住む様になってきました。大きな倉庫や使われなくなった工場、古いアパートをリノベーションして暮らし始めるのです。
その結果コンクリート剥き出しの壁や装飾や仕切りのない広い空間の独特な個性を持つカフェやレストラン、アパートが増えていきました。

 

 

そして2000年代にはクリエイティビティ溢れる街としてブルックリンが注目を集める様になり、その様式が「ブルックリンスタイル」と呼ばれずっと高い人気を誇っています。

 

▼関連記事:ブルックリンの街並みについて詳しく書きました

「ブルックリンスタイル」の特徴

「ブルックリンスタイル」の特徴について、分析しました。

①レンガ調の壁

ブルックリンにあるアパートの多くがレンガ造りになっています。この事からレンガ調の壁にするとブルックリン感がアップすることが想像できます。

レンガ調の壁も色展開が様々です。燻された雰囲気のある暗めのカラーや華やかでかわいらしい印象の出る明るめのカラーもあり、レンガ選びだけでも雰囲気に差が出ます。

②明度が低いダークカラー

ブラックやダークカラー、スモーキーカラーなど明度の低い色を使用することで重厚な雰囲気が漂う無骨な「ブルックリンスタイル」になります。

③インダストリアルな質感

「ブルックリンスタイル」は使っていない倉庫や工場を改装して移住空間を作り出した事がスタートですので、その背景を踏まえて内装をコンクリート打ちっぱなし(躯体現し)や配線やダクトを剥き出しにするとインダストリアルな空間に。

④開放感のある間取り

工場や倉庫を改装している為、広い開放感ある間取りが特徴的です。

⑤重厚感のある素材選び

ヴィンテージ感もキーポイントとなりそうです。

重厚感のある素材選びが重要になる為、木材を使う場合は新しく綺麗な木材より経年を感じるアンティーク調のもの、金属部分は光沢がないマットな質感のブラックアイアンを使うと雰囲気が出ます。

カットサンプルを元に建物を計画していくときには、実際にショールームなどで色味を見たり触って質感を試すこと、どんな雰囲気が出るのか大きな面で見てみることがおすすめです。

光沢の有り無し、光の加減による違いなどを確認することで確実に理想のイメージに近づけることができます。

 

関連記事:ブルックリンスタイルをさらに再現するオーデリックの外灯はこちら

インテリアに取り入れて手軽に楽しめる「ブルックリンスタイル」

外観は不動産の第一印象ですので、まず外壁から「ブルックリンスタイル」の特徴を取り入れると近づきやすいですよね!

しかしDIYができない賃貸のお部屋だとなかなかそこまではできません。

そんな時は、家具や観葉植物、絵画などのインテリアを工夫することで「ブルックリンスタイル」のスタイリッシュな雰囲気を作り出すこともできます!

住空間が大事なこんなときだからこそ、手軽なところからチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

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この記事を書いた人
北川 まな
娯楽雑誌編集部を経て現在はフリーランスWEBライター。 育児をしながらイベントMCとライターの二足のわらじを履いて活動しています。 子どもの頃から本を読むのが好き、今でも活字を読むことが生活の一部、同時に自分でも文章を書くのが好き。とにかく活字が好きです。 MC、リポーターに経験を活かしてインタビュー記事と取材記事が特技。 「企画・取材・執筆」などを複数のメディアで行っています。
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