物価高騰はうまい棒だけじゃない!建築業界も値上げラッシュ!この高騰をどう見る?

皆さま、身近な物の価格がどんどん上昇している事にお気づきでしょうか?

吉野家の牛丼並盛りは387円から426円へ。40年間据え置き価格10円で愛されてきた「うまい棒」は12円へ。ウイスキーの「山崎12年」は8500円から10000円に!

この様にあらゆるものの価格が上がっています。

そして住宅、建築業界にも同じ事が起こっています。

一体世の中では何が起こっているのでしょうか。

建築業界も値上げラッシュ

生活必需品の価格上昇と同じ様に建築資材の価格も上がっています。

2021年に供給不足で木材価格が高騰した「ウッドショック」の後を追うかの様に、鋼材や生コンクリート燃料や内装材などあらゆる資材の高騰が続いております。

鉄製の外壁材で国内シェアトップの建築資材メーカー「アイジー工業」は外壁材や屋根材を17%の値上げに踏み切りました。

アイジー工業公式情報

壁紙の卸売で国内のシェアトップのインテリア商社「サンゲツ」は、壁紙や床材カーテン生地などを昨年の9月に13〜18%の値上げを実施したばかりです。にもかかわらず今年4月に同様の商品で18〜24%という過去最高の値上げに踏み切りました。

サンゲツ公式情報

大手設備メーカーの「LIXIL」はサッシで9%前後、洗面化粧台で4〜7%、トイレで2〜3%などほぼ全ての住宅設備が値上がりしています。

LIXIL公式情報

こちらはほんの一部で大手メーカーによる値上げの発表が相次いでいる状況です。

木材や鉄筋など既に値上がりしているものと合わせると、ここ2年ほどで住宅資材の価格はずいぶん上昇した事が実感できます。
▼ウッドショックについて振り返るにはこちら

値上げの要因は?

値上げの要因は以下の点が挙げられます。

①製品の供給不足

現在世界的な半導体不足で住設資材の確保が不透明な状況です。その為資材の納期の遅延が多く報告されています。

②物流コストの増加

コロナ初期の経済停滞で輸送が減少しコンテナ生産も縮小されました。その後他国に先駆けて需要が回復した中国にコンテナが集中、経済回復が遅れたヨーロッパでは空のコンテナが滞留。世界的なコンテナ不足と輸送遅延が発生し、物流コストが増加しています。更にコロナのあおりもあり物流会社の倒産が増加。「運ぶ」事がより困難になっています。

③燃油費の高騰

コロナで停滞した経済活動が再開されるにつれ原油需要は高まりました。しかし産油国が増産しないために価格が高騰。更に石油関連施設が多いアメリカ南部をハリケーンが直撃した影響もあり原油価格は高止まりしています。

加えて日本では円安の進行による輸入物価高で、建築資材の値上がりに拍車が掛かっています。更にはロシア軍のウクライナ侵攻という予想外の事態が起こっています。世界のエネルギーや鉱物資源など資源の需給が不安定化し先行きが不透明な状態です。

値上げラッシュの結果

建築資材の価格高騰だけでなく、その他設備の価格や人件費、保管コストなど全体的に上昇しているのが現状です。すると当然建築単価が上昇するわけで、住宅の価格はどんどん上がっています。その結果、不動産市場全体での価格底上げが発生すると予想されます。

すでに物件を保有しているオーナーさんにとっては資産価値が上昇する局面と言えます。これから投資を検討しているオーナーさんは「高値づかみ」のリスクを考慮した方が良いかもしれません。

値上げに対して私たちが出来る事

この値上がりを下げる手段は残念ながらありません。住宅建築費用は上がっているという前提のもとに、これから先の投資を考えていくことが必要となります。

値上げを事実として受け入れ、より投資効果を俯瞰して不動産を見る事が安定した不動産投資につながるでしょう。

当社では、建築を行っている当事者として現状に即した満室稼働を狙える建築計画を立て、建った後も長期入居を目指す管理を通してオーナー様と共に安定した資産形成を行える様努めて参ります。

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この記事を書いた人
北川 まな
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