2022年12月7日「日本サブスクリプションビジネス大賞2022」の表彰式が開催されました!
サブスクビジネスの更なる活性化を目指し、優れたサブスクサービスに表彰が行われるものです。
一体どのようなサービスが表彰されたのでしょうか?
そもそもサブスクとは?
サブスクとは、サブスクリプション(subscription)の略で、英語では「予約購読」「定期購読」「会費」などの意味の言葉です。
モノを所有するのではなく、必要なときに借りて利用するスタイルのサービスの事を言います。
近年サブスク型ビジネスは増加傾向にあります。
特に「Apple Music」「Spotify」「Amazon Prime」「Netflix」などが有名で皆さんもよくご存知かと思います。
サブスクはデータやソフトウェアを利用するといったデジタル領域で広がりましたが、最近は洋服や家具・車・サプリメントや食品など非デジタル業界の製品にもサービスが増えてきています。
サブスク大賞2022の表彰サービス
「日本サブスクリプションビジネス大賞」は「お得」「悩み解決」「便利」「新規性」「成長性」「安全性」の要素で審査し受賞サービスが決定されます。
この賞は日本国内のサブスクサービスをを振興すると共に、新たなサービスのきっかけ作りを目的として作られたものです。
今年受賞したサービスは以下の通りです。
①グランプリ:「YAMAP(ヤマップ)」https://yamap.com/
電波が届かない山の中でもスマートフォンで位置情報がわかる登山地図GPSアプリ。道迷いや遭難のリスクを下げることができます。登山中の位置を家族に共有することも可能。
②シルバー賞:「mederi pill(メデルピル)」https://mederi.jp/
生理にまつわる不調や悩みを抱えている女性と産婦人科医をマッチングするプラットフォーム。オンライン診療で低容量ピルを処方し、最短翌日にポストに届きます。その後は定期配送です。
③ブロンズ賞:「レジャパス」https://lejapass.com/
日本初&日本最大のエンタメ定額制遊び放題サービス。遊園地・テーマパーク・水族館・動物園・温泉・サウナ・キャンプ場など全国120以上の有料施設を会費のみで利用できます。
④テモナ賞:「トクポチ」https://tokupochi.com/
フードロス削減のため定価の60%の価格から食品を購入できる会員制通販サイト。缶詰・飲料・お菓子・調味料など8つのカテゴリーに分けて商品を販売しています。
⑤サブスク振興会特別賞:「ONZO」https://onzo.co.jp/
月額定額で全国どこでも自宅に配送するオーディオ機器のレンタルサービス。「借りる・試す・買う」のコンセプトがあり気に入れば購入することも可能です。
他、特別賞を8社が受賞致しました。
円安や物価高騰が生活に打撃を与えた2022年。
出費が増える一方、SDGsやサスティナブルへの意識の高まりを反映したサービスのノミネートなどが目立ちました。
2020年には住宅系サブスクが受賞されました
2020年に発表されたサブスク大賞には住宅にまつわるサービスが受賞されています。
まず一つ目が定額で全国住み放題「ADDress」
月額4.4万円で全国47都道府県の180ヵ所以上の登録拠点にどこでも定額で住むことができる他拠点居住サービスです。
月額利用料には電気代・ガス代・水道代・ネット回線料金が含まれており、敷金・礼金・補償金などの初期費用もかかりません。
そして二つ目が外泊すると家賃が安くなる「unito」(現在休止中)
都心部のホテルや民宿といった施設を月に5日から毎日まで1人1人の暮らしにあったプランで借りることができるサービスです。
自分の部屋に帰らない日は部屋を宿泊者に貸して家賃を下げるシステムもあります。
平日は便利なunitoの部屋で仕事をしながら、週末は部屋を貸し出して自由に旅行に出かけるといったことができます。
空き家のサブスクも登場
現在高齢化が進むにつれて増えてきている空き家。社会問題にもなっていますね。この空き家を利用したサブスクも登場しました!
こちらも一言で言えば「定額制住み放題サービス」
利用者は月額など定額料金を支払えば、登録されている一軒家に住むことができます。サブスク事業者の多くは購入または譲り受けた空き家・別荘を修繕・リノベーションし住みやすい環境に整えて利用者に提供しています。
法人利用が可能なサービスも増えてきており、現在利用者はどんどん増えているようです。
不動産業界のサブスクは今後も可能性を秘めている!
ライフスタイルやビジネススタイルの変化と共に住まいの形もどんどん変化しています。
今はまだ賃貸のみの普及ですが、住宅・不動産業界にもまだまだサブスクの伸び代はありそうですね!
皆さんならどんな新しいサブクスモデルを考えますか?今後の新たなサービスも楽しみです
- この記事を書いた人
- 北川 まな
- 娯楽雑誌編集部を経て現在はフリーランスWEBライター。 育児をしながらイベントMCとライターの二足のわらじを履いて活動しています。 子どもの頃から本を読むのが好き、今でも活字を読むことが生活の一部、同時に自分でも文章を書くのが好き。とにかく活字が好きです。 MC、リポーターに経験を活かしてインタビュー記事と取材記事が特技。 「企画・取材・執筆」などを複数のメディアで行っています。
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