洗面台やキッチンといった水回りは、生活感の出やすい空間です。
シンプルなものを選んでスタイリッシュに見せるという手もありますが、せっかくならデザインにこだわりたい方もいるのではないでしょうか。
凝ったデザインが好きな方なら「GROHE(グローエ)」というメーカーを聞いたことがあるかと思います。
高級なこともあり、賃貸物件ではほとんどお目にかかれないかもしれません。
しかし、おしゃれな水回りのポイントなどを知るのに大変勉強になります。
そこで、グローエのショールームの様子、非日常的な水回りは何が違うのかなどをまとめました。
グローエとはどんなメーカー?
ドイツの水回り設備メーカーです。
ドイツの他、ポルトガルとタイにも製造拠点を持ちます。
グローエ南青山ショールームはおしゃれな水回りの参考になりそう!
表参道駅から徒歩10分ほどの場所にショールームがあります。
ショールームの2階には数多くの水栓が展示されています。
どれもデザイン性が高い!
2ハンドルで特徴的な持ち手、ゴールドがあしらわれているなど、クラシック・エレガントという表現が似合います。
ブラックやマットな質感のものも選べるため、お好みの雰囲気に合わせて選べそうです。
1階にはカラーサンプルも。
シャワー・オーバーヘッドシャワー・トイレも見ることができます。
トイレはタンクレスでフタが自動で開閉するなど、最先端を感じました。
スマートな印象で、どのような雰囲気の空間にも合いそうです。
オーバーヘッドシャワーは、弊社のようにシャワールームを採用していたり検討している物件で参考になりそうです。
バス・トイレ別はスペース的に難しく、浴槽の代わりにシャワールームにすることもあるかと思います。
特別感のあるシャワールームのニーズが高ければ、オーバーヘッドシャワーを検討してみる価値はあります。
以下のようなエリア・物件は需要がありそうです。
- 土地代が高い
- 街にブランド力がある
- ホテルのような分譲賃貸マンション
など
心に残るグローエのデザイン
グローエ以外にもおしゃれな設備を扱うメーカーはあります。
故に、見た目が美しいだけでは選ばれません。
ショールームを訪ねて「おしゃれだけではない何かポイントがあるのでは」と感じました。
グローエのデザインには3つのポイントが盛り込まれています。
- 正円
- 7度
- 楕円
どこを操作するか分かるよう、たとえばハンドルはきれいな円が描けるような形状です。
7度は、簡単に操作しやすい角度だそうです。
水栓の水が出る箇所(スパウト)などは7度に設計されています。
水栓の曲線は楕円をイメージしています。
使いたいと思わせる形状とのことです。
使う人のことまで考え、ヨーロッパの住宅にも似合うデザインが、グローエらしさを生んでいます。
海外メーカーのショールームに行くと、グローエの水栓とのコーディネート例をよく見ます。
「もしかして…」と思う時はたいていグローエのものです。
使う人のことを考えたデザイン・設備が美しい
今回訪れたグローエは、印象的な製品が多いです。
パッと目を引くため、収益物件にも取り入れたいと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
たしかに、おしゃれな部屋に憧れる方は多いです。
しかし、内装全てにお金をかければ満室にできるとは限りません。
設備にお金をかけても空室が多ければ、収益を得るのは難しいです。
円安で材料費・設備費が上がったなどの時は、さらにリスクは高くなります。
収益物件では、入居者様が使いやすく、住む人が欲しいと思うデザイン・設備を上手に取り入れるのがポイントです。
弊社の単身者向けの物件シエスタヴィラは、駅近ニーズと欲しい設備のニーズを狙って作っています。
例えば、シエスタヴィラはシャワールームですが、人気の高い設備の独立洗面台を設置する。などSUUMO等物件情報サイトの検索にかかりやすい物件を作っています。
▼関連記事:使っている独立洗面台はこちらです
- この記事を書いた人
- 星脇 まなみ
- 2016年からフリーランスでライターとして活動しています。 主に住まい・暮らし・生活に関する記事を制作してきました。 住みやすい街や今後熱くなりそうな街や都市開発、資産運用への関心が強いです。 住宅設備で1番好きなのはトイレ。外出先でもメーカーやデザイン、使い勝手が気になってしまいます。
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