旅行の未来を探る:アフターコロナ時代の成長トレンドと観光サービス

コロナウイルスの蔓延で移動が制限されたことにより、これまで主要だった「観光地への訪問を前提としたビジネスモデル」から、デジタルなどを通じた、「現地にいなくても消費を促進するバーチャルツアーによる疑似的なツーリズム」に注目が集まりました。

四年の年月がたち、コロナが風邪扱いされるようになった現在でも、コロナ渦中に取り入れた新しい画期的なツーリズムの形を残す傾向にあります。

まさに今後は、リアルとデジタルを組み合わせた新しい観光の形が重要になると言われています。

この記事では、

•アフターコロナに人々が求める旅行のトレンド•業界の人手不足とその対策

•観光業界の新しいサービス

をまとめています。

アフターコロナ旅行。人々はこれを望む。

コロナ禍が収束した後の旅行のトレンドは、この四年間人々が継続していたことでコロナ禍後も自ずと意識してしまうところがキーポイントになると言われています。

具体的にどんなことが挙げられるのでしょうか。

①より自然に近い場所への旅行

コロナ禍により、人々は密集した場所や閉鎖的な空間への不安感を感じるようになりました。

そのため、自然に近い場所への旅行が増える可能性があります。

山や海など、自然が豊かで広々とした場所でのアクティビティを楽しむ旅行が人気になるかもしれません。

②リモートワークを組み込んだ旅行

コロナ禍によりリモートワークが一般的になったため、旅行と仕事を両立する「ノマドワーカー」というスタイルが注目されています。

リゾート地やリモートワークがしやすい場所での長期滞在型の旅行が増えるかもしれません。

自分が居たい場所で仕事をすることに対する周囲の理解と環境が整い、いわゆる“旅先テレワーク”が可能になったが故のトレンドですね。

③安全性の高い旅行

コロナ禍以降、旅行者は旅行先での安全性を重視するようになっています。

ワクチン接種率が高く、感染症の対策がしっかりしている国や地域への旅行が増えるかもしれません。

④エコツーリズム

地球環境の保護が叫ばれる中、エコツーリズムが注目されています。

自然環境を保護しつつ、現地の文化や生活に触れる旅行が人気になる可能性があります。

⑤航空会社やホテルの臨機応変なキャンセルポリシー

コロナ禍により、急なスケジュール変更やキャンセルが発生しやすくなりました。

そのため、航空会社やホテルなどがフレキシブルなキャンセルポリシーを設けることで、旅行者が安心して予約できるようになるかもしれません。

 

以上のようなものが考えられます。

コロナが流行したこの4年で変化し、私たちが無意識に求めていることであり、日常化したものもありますね。

観光業界や旅行業界は常に変化していくものなので、今後もどのような変化が起こるか注目していきましょう。

旅行者の増加と業界人の減少。国の対策は。

国がコロナウイルスを第5類に引き下げ、国内外問わず旅行の需要は右肩上がりで、円安によるインバウンド訪日客の増加も相まって旅行者は増加しています。

しかしながら、コロナ禍で人手が離れてしまった観光業界がこの需要に追いついていない状況です。

予約は増えているものの、スタッフ不足で全体の7割しか受け入れられないと嘆くホテルも少なくはないということ。

 

観光業界における働き手不足に対して、国や地方自治体は以下のような対策を取っています。

 

・採用支援の強化

観光業界における求人情報の集約や求職者とのマッチングを行う求人サイトの開設や、求人情報の発信を支援する広報活動などを行い、採用支援を強化しています。

・教育・研修の充実

観光業界で働く人材の質の向上を図るために、専門的な教育・研修プログラムを充実させる取り組みが行われています。

また、観光業界に特化した専門学生対象に短期の職業訓練なども増加しています。

・外国人労働者の活用

人手不足を補うために、外国人労働者を積極的に採用する取り組みが行われています。観光客が多い地域では、外国人労働者の受け入れを進めています。

・ワークライフバランスの改善

業界で働く人材の労働環境の改善を図るため、ワークライフバランスの改善に取り組む企業も増えています。

例えば、長時間労働の是正や、有給休暇の取得を奨励する制度の導入などが挙げられます。

・ツーリズムビジネスの多様化

従来の観光業界にとどまらず、新しいツーリズムビジネスの開発や、地域活性化に貢献するような企画の提案など、多様な観光ビジネスの展開に取り組んでいます。

 

以上のような対策が行われていますが、人手不足は解消するまでには至っていない状況です。

国の制度も利用しながら企業単位での現状打破策が必要になるでしょう。

新規人材の採用と共に、即戦力となる経験者を優遇したり、ITツールやアウトソーシングなどを活用し業務の効率化を計っていく必要がありますね。

観光業界の新しいサービス

人手不足に悩まされている観光業界ですが、新しいサービスが次々と登場し、人手をカバーしたり、旅行者の新しいニーズに答えようと日々模索しています。

最近話題が高まっている代表的な新しいサービスをいくつか紹介していきます。

 

  • エクスペリエンス型観光

エクスペリエンス型観光は、観光地での体験やアクティビティを提供するサービスです。

例えば、地元の人と一緒に料理を作ったり、サーフィンやヨガなどのアクティビティに参加したりすることができます。

観光地での滞在時間を長くし、観光客が地元の文化や人々と触れ合うことができるため、人気があります。

 

  • オンライン旅行サービス

オンライン旅行サービスは、旅行前に旅行プランを立てたり、観光地の情報を収集したりすることができるサービスです。

例えば、宿泊施設の予約や交通手段の手配、観光スポットの紹介などができます。また、オンライン上で仮想旅行を体験することもできます。

 

  • 持続可能な観光

持続可能な観光は、地域社会や自然環境に配慮した観光サービスです。

例えば、地元の特産品を使った料理や土産物の販売、環境に配慮した交通手段の提供などがあります。

持続可能な観光は、地域経済の振興や自然保護につながるため、注目されています。

 

  • テクノロジーを活用したサービス

テクノロジーを活用したサービスには、ARやVRを使った仮想旅行、スマートフォンアプリを使った案内サービス、人工知能を活用した旅行プランの提供などがあります。

これらのサービスは、旅行者がよりスムーズに観光を楽しむことができるため、需要が高まっています。

 

これらの新しいサービスは、旅行者のニーズに合わせて開発されており、観光業界の成長につながっています。

下記記事では、最近話題の新しい観光をより詳しくまとめています。

多様化する旅行のあり方。トレンドを把握してアフターコロナ旅行を楽しもう。

観光業界では、新しい需要の創造やサービスの提供、既存サービスの改善、さらには地域社会との協働など、様々な取り組みが行われていますね。

地元の特産品を活用した地域観光の振興や、オンライン旅行サービスの提供、VR技術を活用した仮想旅行の提供など、旅行業界はテクノロジーの発展にも対応し、新しいサービスを提供しています。

今までとは一味違った旅行を楽しめる時代が来ていますね。

SNSや口コミサイトなどの影響力が大きくなっているため、より品質の高いサービスを提供し、旅行者の信頼を得ることが求められているのもデジタルが日常化した現代ならではの観光業界のあり方だと思います。

この記事を書いた人
菊地 はる
「暮らす」カテゴリの最新記事