シンプル is おしゃれの解を探しに。サンワカンパニー東京ショールームに行きました

値段の高いものを購入する前にしておきたいことは何ですか?

賃貸住宅を企画、建築する私たちがおすすめするのは、実物を見て触って確認することです。

おしゃれなキッチンや洗面台を求める方にお勧めなのがサンワカンパニーの製品です。

海外製品のとりあつかいが多く、デザイン性を求める人にはピッタリです。

サンワカンパニーのショールームで見られる製品について本記事で紹介します。

サンワカンパニーとは?

キッチン・洗面台などの住宅設備の企画開発・販売と、フローリングなどの建築資材の輸入・販売を行っています。

以下のような強みを持ちます。

  • グッドデザイン賞などさまざまなデザイン賞を受賞するほどのデザイン力
  • 自社開発商品と海外メーカーの独占販売商品が中心のため、サンワカンパニーでしか購入できない製品が多い
  • 代理店などを介さず下請け業者から直接仕入れて販売する業界初のワンプライス

ワンプライスのおかげで、誰でも同じ条件、同じ価格で購入できます。

インターネット通販にも力を入れているため、一般ユーザーも購入しやすいです。

ただし、設置はサンワカンパニーにお願いできません。

発注者自身で組み立てるか、組み立てを行う職人を手配しないといけない点に注意が必要です。

写真映えする東京ショールーム

サンワカンパニーは東京・大阪・仙台・名古屋・福岡・横浜と全国に6ヶ所ショールームを持ちます。

松山三越の地下1階には、料理教室などに使用されるレンタルキッチンと、システムキッチン・カップボード・洗面台・内装ドアなどをショールームのように見学できるスペースがあります。

 

今回は、東京メトロ銀座線外苑前駅からすぐの東京ショールームを訪ねました。

スタイリッシュな商品がたくさん展示されています。

2021年の移転オープン後は、木のベンチなどさまざまな素材に触れられるショールームになりました。

 

シンプルで使い勝手の良い、あらゆる雰囲気のお部屋にマッチするキッチンが揃っています。

マットなブラックの水栓が映えるキッチンは、ワークトップとキャビネットまで黒で統一されています。

 

さまざまなショールームを見学した結果、マットなブラックはモダンな雰囲気とも和風のお部屋とも相性が良いと感じます。

オールブラックのキッチンは、あらゆるイメージの部屋にマッチしそうです。

 

シンプル・スタイリッシュをイメージしたキッチンに取っ手はない傾向です。

画像のキッチンも、取っ手のないすっきりしたデザインをしています。

洗練された印象を際立たせるのが、シンクの形状です。

丸みを限りなく削いだデザインがスマートな印象を与えます。

 

下記のオールステンレスのフレームキッチンもシンプルを極めたデザインがお好きな方には気になる商品かもしれません。

オッソ」という製品で、フレームとワークトップというシンプルなつくりのキッチンです。

 

ステンレスが直線的なデザインを強調しているように感じられます。

画像ではオプションのボトムカウンターが取り付けられています。

カウンターがあると物を置けるスペースが広がりますが、なければ抜け感が生まれます。

カウンターを付けないなら、下部のフレームの一部を取り外せます。

足元が広々し、より無駄のないキッチンになりそうです。

 

コンクリート打ちっぱなしの建築物のクールさに惹かれる方なら、気に入るのではと思います。

コンパクトキッチンも豊富な印象を受けました。

コンパクトキッチンと聞くと、システムキッチンを設置するスペースの確保が難しい所などに取り付けられるイメージがあるかもしれません。

ところが、デザイン性の高いコンパクトキッチンが増え、入居者様が自由に使える空間が広がるよう、単身者向けの賃貸住宅に導入されるケースも多くなっています。

二世帯住宅のサブキッチンとして、セカンドライフでミニマルな生活を送るためなどで選ぶ方もいるほどです。

 

特にシンプルでステンレスがシンプルさを際立てていると感じたのが「ミニモラス」。

車イスに座って作業できるほど足元が広々しています。

 

日本らしさを感じるコンパクトキッチンもあります。

KNSとのコラボ製品です。

KNSは日本の木製家具メーカーであるカリモク家具株式会社が設立したブランドです。

 

キャビネットのデザインは現代建築がヒントになっています。

キッチンユニットの脚まで木材が使用されているのもポイントです。

キャビネットの床に接するのは四隅のみなので抜け感があります。

 

和モダンのお部屋のインテリアにもなりそうなキッチンは、システムキッチンでも見つかります。

たとえばCaresa(カレサ)。新宿三丁目駅直結のアクタス新宿で実物を確認できます。

しかし、和を感じるコンパクトキッチンとなると世の中に出回っている量がまだまだ少ないです。

 

レンジフードにもサンワカンパニーらしさを感じます。

コンパクトなスペースにも対応していて、シンプルなデザインであらゆる雰囲気のキッチンとマッチしそうです。

スイッチもシンプルですが風量は分かりやすくなっています。

自然光がたくさん入るエリアに展示された手洗い器や洗面ボウル。

実際の色・質感が分かりやすいです。

 

扉・天板・サイドパネル全てがメラミン素材の洗面台「エスティコ洗面」です。

取っ手がなく、スタイリッシュです。

 

「センシー洗面」はマットな仕上げでモダンな印象です。

壁付けで浮いているようなデザインがおしゃれですっきり見せます。

下記の奥に映っているのがセンシー洗面です。

アジアンリゾートホテルをイメージしたような洗面「トロピカ洗面台」(左)と、品のあるデザインの洗面台に人工大理石の洗面ボウルを載せた「エリッセコッコフルセット」(右)。

キズ・汚れ・水・割れに強い天然素材クォーツが用いられた人造大理石から作られた「フィオレット」。

天然石のような高級な見た目でありながらお手入れしやすいです。

 

下記の手洗い台は「レプトカウンター」です。

カウンタータイプでスリムな形状をしています。

 

現場でカットできるので、デッドスペースを有効活用しながらスマートな手洗い器を設置できます。

トイレットペーパーをかける奥行は確保されるとのことなので、ハンドソープの置き場にも困らなそうです。

 

浴槽と天井・壁・床が一体となったユニットバスは、水回り製品を扱うメーカーなら「お風呂」「浴室」として展開されるタイプの製品です。

ショールームを見て回ると、デザイン性の高いバスタブが目を引きます。

タイルなどは自然光のもとで確認できるので、実際の環境に近い見え方を確かめられます。

下記は「バンピーウォール」という製品です。

屋内と屋外の壁に使用できる板石です。

光に当たると光沢感がよく分かります。

 

ヘキサゴン型のタイルは屋内外の壁に加え、床と浴室の壁・床でも使用できます。

フローリングは大きいサイズで展示されています。

ドアも展開しています。

サンワカンパニーの室内ドアで特に人気が高いのは「ノッポ」という製品です。

高さ2,400mmまで対応しています。

すっきりしたデザインが扉の素材やカラーの美しさを強調し、お部屋を広々見せます。

サンワカンパニーの製品のデザインの共通点とは

ショールームでさまざまなカテゴリーの製品を見て、どれも「シンプル」「すっきり」という表現がぴったりだと感じました。

サンワカンパニーの製品は、「ミニマリズム」というデザインコンセプトに基づいて開発されています。

無駄のないすっきり・シンプルなデザインが洗練された印象を与えます。

スタイリッシュ・モダンな空間とマッチする製品に触れられるショールーム

「スタイリッシュ」「モダン」といった空間を演出したい方なら、ショールームで実物を見ると気になる製品がたくさん見つかりそうです。

 

惹かれるデザインの製品を見つけたら、購入前に機能性が良いか確認することをおすすめします。

海外メーカーの製品の中には、デザインに凝っている反面、価格ほどの使い勝手の良さを感じられないものもあるためです。

たとえば排水口が小さくてすぐに詰まりそう、といったものです。

詰まりが発生した時、自宅ならご自身で修理を依頼すれば解決します。

しかし、収益物件となると、部屋数が多いほど修理が必要になる回数が増えるリスクがあります。

詰まりが頻繁に起きれば、入居者様が不便・不満に感じることも懸念されます。

 

例えば。洗面ボウルの貫入クラックという現象は、自宅用であれば経年を楽しむ観点も生まれますが入居者が変わっていく収益物件では内見で実際より古い物件だと感じさせ空室期間が延びたり入居者様からのクレームにつながるリスクがあります。

※貫入クラックとは、陶器の表面を覆う釉薬にヒビが入る経年変化のことです。

 

自宅用か、収益物件に使うかで設備選びは変わります。納得いく製品選びにこの記事が役立っていれば幸いです。

この記事を書いた人
星脇 まなみ
2016年からフリーランスでライターとして活動しています。 主に住まい・暮らし・生活に関する記事を制作してきました。 住みやすい街や今後熱くなりそうな街や都市開発、資産運用への関心が強いです。 住宅設備で1番好きなのはトイレ。外出先でもメーカーやデザイン、使い勝手が気になってしまいます。
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