毎日使うキッチンは、ご自身にとって使いやすいことが欠かせません。
長く使うためには、お好みのデザインであるとより理想的です。
海外のメーカーは日本よりデザインの自由度が高いです。
一方、カスタマイズ性が高いが故に決めきれない方もいらっしゃるかもしれません。
「雰囲気のあるキッチンにしたいけど方向性が決まっていない…」という方は、SieMatic(ジーマティック)のショールームが参考になります。
どのようなキッチンが好きで、気に入った雰囲気にするポイントが見えてきます。
ジーマティックとはどんなメーカー?
ドイツのキッチンメーカーです。
創業以来多くの国に輸出していて、今では売上の75%を輸出が占めています。
あらゆる国の住宅で目にする機会があるかもしれませんね。
3つの世界観のキッチンを体感できるジーマティック青山
ジーマティックは青山・名古屋・大阪・福岡・札幌にショールームがあります。
今回は外苑前駅から5分ほどの青山のショールームを訪ねました。
2階建てのショールームで、1階にはPUREとCLASSIC、2階にはURBAN スタイルの参考になる製品が展示されています。
ジーマティックは天板や扉などの色・素材選びの参考になるよう、色味や素材の印象を3つのスタイルに分けて提案しています。
- PURE
- CLASSIC
- URBAN
PUREはスタイリッシュでシンプルな分、機能の良さを感じられます。
たとえば持ち手がないなど直線的です。
暖かみのある色や木目調などと相性が良いです。
CLASSICは現代的な素材やメリハリのある色を組み合わせるなどで、懐かしさの中に新しさを感じられます。
伝統的と現代的の2つの表情を見せる、トレンドに左右されにくいデザインです。
URBANは、都会の中にあってリラックスできる空間をイメージしています。
他のスタイルよりダークな色でまとめるのが特徴です。
セラミックなど軽さを感じる素材で、重厚感というよりカジュアルさを出します。
ショールームを見回っていると、雰囲気が変わったことがすぐに分かります。
幅広い素材・色からお好みのキッチンを作れるのはワクワクするでしょう。
ショールームはおしゃれにコーディネートされていて、プロから話を聞けばどれも魅力的に感じてしまいます。
ご自身の作りたい雰囲気と相性の良い素材などが分かると、悩んで決められない時に助かりそうです。
イベントでも使えるライブキッチンもあります。
長く使いたいジーマティック
こだわりのキッチンを作れるからだけではありません。
ジーマティックは「持続可能性」を大切にしています。
たとえば再生可能・リサイクル可能な木材を積極的に使う、塗料・洗浄剤などは環境負荷の小さいものにするなど。
環境に配慮した設備が少ない日本の現状を考えると、収益物件だと赤字のリスクを抑えるために費用面で敬遠されてしまうかもしれません。
しかし、街の緑化を進めるための法改正など、賃貸物件でも植栽は欠かせなくなっています。
木造建築物は、鉄骨造などより建設中の二酸化炭素排出量が少ないことから環境に優しいと言われています。
実は手入れも大切!
建築を通じて緑を増やすなど、日本でもできることから環境に配慮していけば、リサイクルまで考えた設備の普及につながるかもしれません。
日本らしい長く美しく使えるキッチンとは?
ジーマティックは3つのスタイルのキッチンを提案しています。
海外メーカーのショールームを訪ねて、日本のキッチンはデザインより機能面に力を入れている印象を受けました。
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- この記事を書いた人
- 星脇 まなみ
- 2016年からフリーランスでライターとして活動しています。 主に住まい・暮らし・生活に関する記事を制作してきました。 住みやすい街や今後熱くなりそうな街や都市開発、資産運用への関心が強いです。 住宅設備で1番好きなのはトイレ。外出先でもメーカーやデザイン、使い勝手が気になってしまいます。
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