最近では需要の高まりの影響か、URでもペット可賃貸住宅が出るなど供給数が増えている猫可、犬可物件。
当社もペット共生型賃貸物件「シエスタデュオ一橋学園コンテムセオ」がついに、完成しました!
「ペット可 賃貸住宅」と検索すると検索候補には「トラブル」の文字が。
実際に管理してみるとどうなのか、ペット可賃貸のメリット・デメリットについて、まとめました。
ペットが居ない人達からの問い合わせが8割
2021年11月に完成した「シエスタデュオ一橋学園コンテムセオ」はwest棟が猫専用、east棟が小型犬専用の賃貸物件として募集を開始しました。
ペット可ということもあり、愛猫•愛犬家の人達から問い合わせか来ると期待していたのですが、実際には猫も犬も飼っていない人からの問い合わせがほとんどでした。
競合物件との差別化の効果は?
ネットで投資用のペット可物件の記事を読むと、ペット可は希少性が高いから多少費用がかかっても需要はあると書いてあります。
世間ではペット可の物件が少ないイメージですが、大手ハウスメーカーが続々とペット共生型住宅を建てているのも事実です。
競合物件との差別化でペット可にすれば、すぐに入居率があがり満室になるとは言い切れないように思います。
ペット可物件のトラブル?
ネットの検索で[賃貸␣ペット可␣トラブル]て、退去時の原状回復費用等の金銭トラブル、におい、騒音、しつけ、共有スペースでのクレームや近隣トラブル等が挙げられています。
これらのトラブルを回避するための対応策として有効とされているのが「ペット規約」になります。
「ペット規約」には日常の様々なトラブルを想定した規約が書かれています。
その他、募集条件に制限を設けることでトラブルを未然に防げる可能性が高くなります。
自社で定めた募集条件の制限は3つです。
「ペットの頭数制限(猫は2匹迄、小型犬1匹迄)」
「予防接種証明の提出」
「実際にペットに会い、躾ができているか確認」
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設備投資は必要?
自社反響のご案内中に実際にペットを飼っている人達に設備について訊いてみると、設備は、「物件選びの基準にはならない」とそうです。
飼主が一番、重要視する点はペットが「怪我をしないか」「危険は無いか」だけと教わりました。
自社で採用したペット仕様の設備は2つ。
脱走防止用の扉設置
汚れのつきにくいクッションフロアの床材
ペット用の設備は様々ありますが、必要最低限にすれば、設備費用を抑えることが可能です。
ペット可だから入居率が高いワケじゃない
ペット可物件を実際に建築し、募集活動をして分かったのは、「ペット可だから入居率が高いワケじゃない」ということでした。
もちろん、ペットを飼っていらっしゃる方もいますが、最初に言った通り8割がペットを飼育して居ない人からの問い合わせというのが現実です。
入居率UPに繋げるためには、適正な賃料と間取り、広さ、周辺環境、見た目、設備が現在の需要と合っているか、というのがすべてです。
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- この記事を書いた人
- 田口 きみこ
- 「思い立ったらすぐ行動」 賃貸の仲介会社で働いていた私はひとつの物件シエスタシリーズに一目惚れ その会社へ乗り込んで社長へ直談判!そして今勤めています! たくさんの物件や現場を見て、日々成長中!
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