ラーメン構造とは?美味しそうな名前の「ラーメン構造」について調べました

ラーメン構造は、建築や設計の分野で使われる言葉であり、建物の構造や形状がラーメンに似ていることを指します。

実際にはどのような要素が含まれているのか、どのような特徴があるのかを解説します。また、なぜこのような名前が付けられたのか、その由来や意義についても触れていきます。

ラーメン構造の美味しそうな名前とは裏腹に、その本質や実用性についても考えてみましょう。

ラーメン構造とは建築物の構造形式のこと

ラーメン構造は、美味しそうな名前ですが、食べるラーメンのことではありません(笑)
食べる方のラーメンも好きなので、ついつい気になってしまう名前です。

ラーメンはこってりよりもあっさり派。
支那そば系の醤油ラーメンが好きで、よく行くお店は保谷の大勝軒です。
このお店は量が多いのが特徴で…

…食べる方のラーメンの話はここまでにして、ラーメン構造の話に戻りますね。

ラーメン構造とは建築物の構造形式の一つになります。

中高層の鉄筋コンクリート造のマンションや鉄骨造のオフィスなどでよく用いられます。

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柱と梁を一体化して接合(剛接合)

ラーメン構造は、柱と梁が変形しないように一体化して接合、いわゆる剛接合と言われています。

柱と梁からできた構造体の接合部を、溶接など一体化させるように接合することで強靭な枠を形成した構造の建築物を呼ぶみたいですね。

「ラーメン構造」名前の由来はドイツ語

では、何でラーメンなの?
昔から業界でラーメン構造と言う言葉はよく使い承知していても意味が分からないので調べてみました。

語源はドイツ語の『Rahmen ラーメン』
「額縁」という意味だそうです。
確かに、額縁のような形状をしているのでなんとなくうなずけます。

ラーメン構造とブレース構造との比較

もう一つ比較対象にブレース構造があります。
ラーメン構造の「ラーメン」はドイツ語ですが、ブレース構造の「ブレース」は英語で「筋交い」という意味だそうです。

筋交いというのは「建物を強くするために、柱の間などにななめに交差させてとりつけた木材」のこと。

ブレース構造はいわゆる「ピン接合」で、柱と梁を直接接合するのではありません。
日曜大工で釘を打ったり、プラモデルのパーツを組み合わせるように、ピンを使って角が接合されます。

ラーメン構造とブレース構造どちらが良いの?

ラーメン構造とブレース構造のどちらが良いかは一長一短で、何を建てるかによってどちらが適しているか変わってくるようです。
リフォームやリノベーションがしやすいのはラーメン構造のようです。

ちなみに木造の場合は在来建築とツーバイフォー(2×4)建築があり、在来建築のほうがリフォームしやすいという特徴があります。

理由としては、在来建築だとサイズが自由に決められるので、好きな寸法のものを手作業で作ることができるからです。
ツーバイフォー(2×4)建築だと寸法が予め決まってしまっているため、リフォームでできることも限られてしまいます。

ラーメン建築のほうがリフォームしやすい理由…はまだ勉強中なのでご説明が難しいのですが、木造建築と同じように細かい違いがあるのかもしれません。

知識として知っておくと面白い

弊社は、いつも木造の建物を中心に建築しておりますので、ラーメン構造にはあまりなじみはありません。

ちなみに木造建築ではラーメン構造はないと思うのですが…詳しいことはわからないのでもう少し突っ込んだ内容を勉強してみたいとも思います。

木造の建築物でも、柱の補強などで一部だけ鉄筋を使う場合などがあります。
そういったケースも含めると建築の分類はさらに多岐に渡るので、まだまだ知らないことがたくさんありますね。

ラーメンがきっかけで、新しい知識を得ることができました。
少しでもこのようなことを知っているだけで、違いが判り面白いなと感じます。
今後の勉強の成果についてはまたの機会に…。

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賃貸知識BANK編集部
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