2021年住み続けたい街ランキングの結果は?人気の街の特長とあわせて紹介!

「おしゃれなイメージがある」「買い物にも遊びにも困らない」といった街が、住みたい街として人気です。

イメージだけで住む街を選ぶと、必ずしも満足度の高い暮らしを送れるとは限りません。

住んでみると、想像とは違う実情が見えてくるためです。

住んで良かったと思える街を選ぶには、実際に住んでいる方の意見が参考になります。

そこで、本記事は住み続けたい街ランキングを取り上げながら、評価されるポイントを分析しました。

住み続けたい街ランキングが発表されました!

SUUMOリサーチセンターが、今住んでいる街に住み続けたいか調査しました。

SUUMOリサーチセンターは、毎年「住みたい街ランキング」を発表しているリクルートの調査研究機関です。

目的は、新しい街の魅力に気がつくきっかけや街選びの参考にしてもらうこと。

対象は、関東圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県)各駅から6km以内に住む20歳以上の男女です。

インターネットで、スクリーニング調査(1次調査)と本調査(2次調査)を実施しました。

1次調査は今住んでいる街に住み続けたいか、2次調査は街の魅力についてのアンケートです。

2021年住み続けたい街ランキング(関東版)

関東全域のランキングの他、都県別・ライフステージ別に住み続けたい市区町村をまとめたランキングも発表されています。

住み続けたい自治体ランキングTOP7

順位 自治体
1位 東京都武蔵野市
2位 東京都中央区
3位 東京都文京区
4位 東京都目黒区
神奈川県逗子市
6位 東京都港区
7位 横浜市西区

都県別の住み続けたい自治体TOP5

 

神奈川県
1位 逗子市
2位 横浜市西区
3位 三浦郡葉山町
4位 鎌倉市
5位 藤沢市

 

 

千葉県
1位 浦安市
2位 印西市
3位 千葉市美浜区
4位 千葉市緑区
5位 習志野市

 

 

埼玉県
1位 さいたま市大宮区
2位 さいたま市浦和区
3位 さいたま市中央区
4位 秩父郡横瀬町
5位 さいたま市緑区

 

 

茨城県
1位 那珂郡東海村
2位 守谷市
3位 ひたちなか市
4位 つくば市
5位 牛久市

※東京都は関東全域版で6つの自治体が上位を占めているため、割愛。

ライフステージ別の住み続けたい自治体TOP5

シングル男性
1位 神奈川県逗子市
2位 東京都千代田区
3位 東京都文京区
4位 東京都中央区
5位 東京都武蔵野市

 

シングル女性
1位 神奈川県逗子市
2位 東京都武蔵野市
3位 東京都中央区
4位 東京都千代田区
5位 東京都港区

 

 

夫婦のみ
1位 神奈川県逗子市
2位 千葉県浦安市
3位 神奈川県三浦郡葉山町
4位 東京都武蔵野市
5位 東京都文京区

 

 

夫婦+子ども
1位 東京都目黒区
2位 東京都中央区
3位 東京都武蔵野市
4位 東京都渋谷区
5位 東京都文京区

 

ランキング上位の街の特長

街の魅力に関するアンケートは、街の魅力を表す文章を評価する方式です。

「まったくあてはまらない」から「とてもあてはまる」の5段階評価です。

「いろいろな場所に行きやすい」「大型商業施設がある」「住居費が安い」などが説明文の一例です。

上位の街は、以下の理由で魅力的との回答が多いです。

  • ・人からうらやましがられそう
  • ・街の住民が街を好きそう
  • ・個性的な店がある
  • ・豊かな自然・公園が充実している
  • ・不動産の価値が高そう
  • ・今後、街が発展しそう

など

住み続けたい街ランキングを見れば自治体の評価を上げるポイントが見える!

ライフステージ別のランキングを見ると、シングルと夫婦のみ世帯でランクインする自治体が似ている印象を受けました。

一方、子どものいる世帯の住み続けたい街は、シングルや夫婦のみ世帯と異なると感じました。

子育てに関する行政サービスが充実している教育環境に適しているなどの街を選ぶからかもしれません。

しかし、東京都武蔵野市はどの属性からも支持されています。

また、神奈川県逗子市は、夫婦+子どもを除くライフステージでトップです。

2つの自治体の人気の高さから、住んで良かったと評価される街のポイントを3つ考えました。

  • ・日常生活の買い物で不便と感じない
  • ・自然に触れることのできる環境
  • ・主要ターミナル駅にも行きやすい街

一方、評価への影響が少なくなると予測されるのは、オフィスへの利便性。

リモートワークが広がれば、オフィスへの行きやすさを街選びのポイントで重視する方は減る可能性があるためです。

都心から離れると、家賃を抑えて広い部屋が借りやすくなるなど、リモートワーク環境を整えやすいメリットもあります。

住居と仕事の空間を分けたい方が少なくないことから、ワーキングスペースなどが近いエリアのニーズも高まりそうです。

程よい利便性と自然を感じられるバランスの良い街は、多くの方から支持を集めます。

住んでいる街への良い印象は、街への愛着となります。

街を好きな気持ちは、「住み続けたい」と評価されるための前提条件と言っても過言ではありません。

この記事を書いた人
星脇 まなみ
2016年からフリーランスでライターとして活動しています。 主に住まい・暮らし・生活に関する記事を制作してきました。 住みやすい街や今後熱くなりそうな街や都市開発、資産運用への関心が強いです。 住宅設備で1番好きなのはトイレ。外出先でもメーカーやデザイン、使い勝手が気になってしまいます。
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