不動産テック・不動産DX事例10選!デジタル化のメリットと今後予測される課題は?

不動産会社とのやりとりって書面が多いと感じたこと、ありませんか?

説明を聞くために店舗に足を運んだり、内見で物件を訪れたりと、アナログな場面が実は多いです。

しかし、不動産業界にも不動産に関する業務やお客様とのやりとりにテクノロジーが用いられ始めています。

不動産にテクノロジーを活かすことを「不動産テック」と言います。

同時に、「不動産DX」も広がっています。

オンラインでも対面でも変わらないサービスを提供し、お客様に好きな方法を選んでもらうための取り組みです。

本記事は、不動産業界のデジタル化をイメージしてもらえるよう、10個の事例を紹介します。

不動産テック・不動産DXの事例10選

不動産業界は、取引、内見、情報提供などのデジタル化に取り組んでいます。

数多くのサービスの中から、一般の方が触れられるものを中心に紹介します。

VR・ARのサービス

たとえば、VR内見・ARで家具レイアウトのシミュレーションなどです。

仮想現実(VR)や拡張現実(AR)の活用は、お客様に入居後を具体的にイメージしてもらえると期待できます。

電子契約

賃貸借契約や更新がWeb上でできます。

弊社も電子契約を導入予定です。

IT重説

不動産取引では、重要事項説明が必須です。

重要事項説明とは、宅地建物取引業者から物件や契約事項の詳細などの説明のことです。

これまでは、対面で説明しなければなりませんでした。

ところが、検討会や社会実験の結果、テレビ会議システムなどを用いた重要事項説明が可能になりました。

重要事項説明書などの書類の事前送付や、画面上でのやりとりに問題のない環境などが必要です。

しかし、どこでも説明を受けられる、日程調整しやすいなどのメリットが得られます。

IoT住宅

家電・住宅設備などと操作機器がインターネットでつながった住宅です。

さまざまな家電・設備を自動で操作できる利便性の高さが特長です。

以下のような設備が導入されています。

  • スマートロック
  • スマートスピーカー
  • ワイヤレスモニター付きテレビドアホン

など
 
▼IOT住宅について詳しくはこちら

スペースシェアリング

インターネットなどを介して一時的に空きスペースの貸し借りをするサービスです。

たとえば、コワーキングスペース、民泊などです。

サブスク賃貸、サービスアパートメントなども、スペースシェアリングに当てはまります。

マンスリーマンションのように、短期間の入居を前提としているためです。

サブスク賃貸は、運営会社の提供する物件なら、全国どこでも定額で住める物件です。

サービスアパートメントは、ホテルのようなサービスを受けられる物件です。

ホテルは滞在時期によって料金が変わりますが、サービスアパートメントは定額です。

入居中の賃貸を空けて他の人に貸せるようにすると、家にいなかった日数分の家賃がマイナスされる賃貸もあります。

BIM

コンピューター上に3次元の建物のモデルをつくり、建築・設計・施工・管理までの効率化を図るためのものです。

不動産売買のプラットフォーム

家を売りたい人と買いたい人がインターネット上で直接やりとりできるサービスです。

登記情報を確認できるサービス

複数の登記情報(土地や不動産の場所・所有者など)をインターネット上でまとめて確認できます。

AIとビッグデータに基づく賃料・買取価格などの査定

多くのデータの収集と分析にテクノロジーを使い、賃料・売却価格などを自動で査定できます。

物件情報に関するサービス・メディアや不動産に関するWebサイト

家を借りたい人も買いたい人も、気になる家はないかチェックするSUUMOなどのポータルサイトです。

ポータルサイトには、物件の場所・広さ・価格といった多くの情報がつまっています。

今ご覧の賃貸知識BANKのような不動産に関する情報を発信するWebサイトも、ITを活用した取り組みの1つです。

不動産テック・不動産DXのメリット

データをクラウドサービスで一括管理できる、売却価格を自動で査定できるなど、業務の効率が上がります。

業務が速くなると同じ時間でできる仕事が増えるので、お客様のための時間も増やせそうです。

契約がWeb上で完結したり、保管する紙の量が減ったりすれば、経費を削減できます。

コストカットした分は、お客様に還元することでより良いサービスが提供できます。

たとえば、契約した方へのプレゼントなどです。

オンラインで説明したり内見したりできるのは、お客様の利便性と満足度の向上に役立ちます。

一方で、実際の物件を見たい、オンラインだと不安という方のために、対面でのやりとりはなくならないと思います。

不動産に関するテクノロジーを使ったサービスは、お客様の選択肢を広げると言えそうです。

不動産テック・不動産DXの今後の課題

新しいサービスがお客様と不動産会社双方に良い影響を与えたか分かるまでは時間がかかります。

故に、不動産テック・不動産DXが業界で普及するか、どのようなサービスが一般的になるかなどはまだ分かりません。

お客様も業者も満足度の高いツールを選ぶには、担当者が慣れることが第一です。

効率化を目的に導入しても、慣れるまでが大変で、業務が滞るかもしれません。

効率化できたか、うまく運用できているかなどは、導入後に判断できます。

オンラインでできることを試しながら、トラブルがあった時に対応できる人材や対処法がDXが進んだ未来、必要になりそうです。

オンラインでできるとうれしいことは何ですか?

不動産テック・不動産DXは始まったばかりです。

お客様が満足できる仕組みを当たり前のものにするため、業界でも新しいサービスの試行錯誤は続くと思われます。

「こういったサービスが欲しい」「ここを改善してほしい」などの声が、不動産業界のデジタル化を進めるでしょう。
 
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この記事を書いた人
星脇 まなみ
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