お部屋探しをしている人が気になること7つ 内見時の様子から成約のための空室対策が見えてくる

「管理を委託しているけれどどのように営業活動をしているのだろう。」「どのような人が住むのだろう。」

収益物件の経営をしているオーナー様であれば自分の持っている物件がどのように扱われるのか気になるものですよね。

管理を委託されているオーナー様の中にも営業担当が内見者とどのようにやり取りをしているのかふと気になる方もいらっしゃるはず。

この記事では、集合アパートの建築・仲介・管理を行っている経験から内見時にお客様がどんなところを見ているのかを根拠と共にご紹介します。

内見時のお客様の様子から満室経営に必要な空室対策が見えてきます。

ご案内は成約の直前の重要なお客様との接触ポイント

空室が出たときには新しい入居者の獲得のため募集営業を行います。

下図は、空室が出た後の募集活動の流れを表した図です。ご案内はSUUMO等の不動産ポータルサイトで反響を獲得した後、成約につながる重要なお客様との接触ポイントにあたります。

お部屋探しをしている人が確認しているポイント

では早速、何を確認しているのかお客様の様子を7つご紹介していきます。

お部屋の寸法を測る

今持っている家具家電が入るかどうかを見たり測ったりされています。

初めての一人暮らしなら新しく買うものが多いですが、別の賃貸物件から引っ越しされる方はいざ引っ越した後に家具家電が入らず新しく買うというようなことをなくすため、お部屋の寸法を測ります。

ご案内の際にはお客様が書き込めるようなサイズで間取りを作ってお渡しすると内見する側は便利です。

トイレは必ず見る

清潔さを見ています。

空室でも清潔に保たれているところだと安心感があるのだと思われます。

人によっては座ってみるかたもいらっしゃいました。

ご案内前に水場が清潔になっているかチェックしたり臭気がすれば水を流す工夫が重要です。

シャワールームの場合サイズ感を見る

バス設備がシャワールームの場合、試しに入ってみてサイズ感を確かめる方も。

周囲の様子を見る

約半数の人は内見のあとに「周辺を散歩がてらまわって帰ります」と言って帰られます。

治安のチェックはもちろん、人によってどのような街に住みたいかはそれぞれですが住んだ後に楽しい暮らしがイメージできるような街だとプラスになります。

ニッチな街だと街の情報などを伝えることも物件の魅力を最大限伝えるテクニックの一つです。

SNSにある内見のチェック項目そのままを確認する人も

最近はSNSで節約情報などの財テクや契約の情報など生活に重要な事柄がSNSを通じてさかんに発信されています。

「賃貸内見で確認すべきこと」もはやっている話題の一つです。

みずから項目を実際チェックしてみて判断しようという賢い方が現代の若者を中心として増えてきています。

シャワーの水量(勢い)を見る

シャワーや水栓関係の水量が極端に弱かったり問題がないか実際水を出して確かめる方もいらっしゃいます。

内見時には、水を出せる状態にしておいた方がよいでしょう。

バスタブに入ってみて体の大きさに合っているのかチェック

男性はバスタブに入る方も結構いらっしゃいます。

次の項に続く話題ですが、当社のシエスタシリーズのバスルームに窓があるタイプは換気ができると喜ばれたことがあります。

部屋の明るさをチェック

カビの有無、じめっとしていないかを確かめています。

夏は特にもわっとするので内見前に窓を開けて換気をしておくとよいです。

夜内見する際に、電気が契約されていなかったり照明がなかったりすると意図せず部屋が暗く見えてしまいます。内見時には電気の契約をしておくことをお勧めします。

初期費用をチェック

肌感覚ですが、コロナ前は最初に初期費用を聞く人は物件を決めない方が正直多かったですが、コロナ禍では最初に初期費用を聞いてから決める方のほうが本気度が高い傾向があります。

家賃を下げることを要求される方もいらっしゃいますが、大家さんにとっては融資の返済等があったりと経済面の負担が大きいです。フリーレントやキャンペーンなどで一時的に下げるほうが売却にも響きづらいです。

成約のために管理側がやっておくとよいこと

成約のためには物件そのものが良いことは第一として、入居者様が重視するポイントをクリアにしておくことが大事です。

管理会社だからこそできる内見前のお仕事として、ゴミ置き場、周辺の汚れ具合、雑草、チラシがばらついていれば拾って捨てたりとご案内の1時間~30分前に物件へ向かい整備を行うことが清潔な印象を持ってもらうためできることです。
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この記事を書いた人
賃貸知識BANK編集部
不動産市場や投資に関する情報を専門的な視点で解説しています。資産形成や投資戦略に役立つコンテンツを実務的な目線でお届けします。
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