現金・株式・不動産などさまざまな資産がありますが、何が金融資産に当てはまるかご存知でしょうか?
金融資産とそうでない資産には明確な違いがあります。
一言に金融資産と言っても、資産によってメリットとデメリットは異なります。資産の特徴をつかめると、何を多く保有すべきか、どの資産の運用が向いているかなどが見えてきます。
本記事を読むと以下のことが分かります。
- 金融資産とはどのような特徴を持つのか
- 保有額
- 金融資産ごとのメリット・デメリットの違い
目次
金融資産とは?
現金や預貯金、株式や債券などの形で保有される経済的価値のある資産です。
価値が変動しやすく、売買しやすいという特徴を持ちます。
不動産や貴金属など、モノ自体に価値のある資産は実物資産です。
金融資産は紙やデータで存在し、紙など自体には価値がありません。
金融資産は経済状況などに応じて価値が変わりますが、実物資産なら価値の変動が小さく、価値がゼロになるリスクが低いです。
ただし、不動産や貴金属は売り手が見つからないと売却できないことから分かるように、現金化に時間がかかります。
保有額
2022年12月に公表された「家計の金融行動に関する世論調査」の保有額をまとめました。
単身世帯 | 2人以上世帯 |
預貯金370万円
有価証券314万円 保険147万円 その他金融商品40万円 中央値100万円 |
預貯金562万円
有価証券418万円 保険251万円 その他金融商品60万円 中央値400万円 |
メリットデメリット 違い
具体的な金融資産の一例を挙げながら、それぞれのメリット・デメリットを比較できるようまとめました。
預貯金
メリット | デメリット |
元本保証 | 金利が非常に低いため大きなリターンを得るのは難しい |
保険(生命保険・個人年金保険など)
メリット | デメリット |
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債券
メリット | デメリット |
一定の利息と満期時の元本の返済が保証される | 価格変動が小さく安定した収益を見込める代わりに、大幅な値上がりは期待できない |
株式
メリット | デメリット |
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価格変動が大きく、値下がりも大きい |
投資信託
メリット | デメリット |
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元本割れのリスク |
商品券・小切手
メリット | デメリット |
記載された金額の支払いや受け取りに使える |
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金融資産は分散して保有すると良いでしょう
金融資産によってメリットもデメリットも違います。
大きなリターンを期待できる資産はリスクも大きい傾向です。
実物資産のように景気の影響を受けにくい資産を含め、特徴の異なる資産を持つことで、リスク分散につながります。
- この記事を書いた人
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星脇 まなみ
- 2016年からフリーランスでライターとして活動しています。 主に住まい・暮らし・生活に関する記事を制作してきました。 住みやすい街や今後熱くなりそうな街や都市開発、資産運用への関心が強いです。 住宅設備で1番好きなのはトイレ。外出先でもメーカーやデザイン、使い勝手が気になってしまいます。
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