空室を埋めるためには物件広告を出して内見、初期費用の問い合わせなどの反響を得る必要があります。
反響を得るためには不動産ポータルサイトのSUUMO、HOMESなどに物件情報を掲載する必要があります。
SUUMOはじめポータルサイトでの物件掲載は、ポイントを押さえて行うことによってより多くの反響を得ることができます。
物件広告の登録方法に不備があるために反響が取れない。そんなことにならないように当社営業に聞いたSUUMO物件掲載のポイントをご紹介します。
目次
ポータルサイト広告掲載は入居者募集の1番最初のポイント
最初に、空室が出た後次の入居者を決めるために何を行うのか図示しました。
不動産ポータルサイトへの掲載は入居者から解約の申告があった後に行います。
ポータルサイトへの広告掲載は空室を埋めるために一番最初に行う募集活動(リーシング活動)にあたります。
不動産ポータルサイトでお客様からのお問い合わせをいただくか、物件近隣の仲介会社で紹介してもらうことが下記図でも見えるように、次の段階である内見案内(空室のご案内)には必要です。
SUUMO物件登録
SUUMO掲載の入力画面はこのようにできています。(一部)
項目は7項目ととにかくたくさん入力項目があります。
2022年現在、SUUMOは部屋探しをする人からの反響が一番とれるポータルサイトと認識しています。
では、反響を得るためにSUUMO物件登録でこれだけはやっておきたいことをご紹介します。
①チェック項目を余すところなく入れよう
検索条件の項目は限度60個まで登録ができるので優先度順にチェック項目を埋めていきます。費用に関しては一番見られるところなのでもれなく入れましょう。
▼反映されるのはココ
②写真は最大点数入れましょう
SUUMOは情報の濃さによって「名寄せスコア」というものが加点されます。
この名寄せスコアは合計点によってポータルサイトで検索された際の順位が上下します。例えば、合計36点以下になると前のページに検索結果として出てこず反響数が下がります。
写真の数は枠数分(基本画像3枚、追加写真8枚)全て入れないと最大の37点に届きません。反響を獲得するため、お客様に響くような写真を全点数入れておきましょう。
ここで注意しておきたいのが、写真枠の点数は最大5点のものから1点のものまでカテゴリに合った内容をアップロードする必要があります。カテゴリが重複してしまうと加点されないため、カテゴリ別に写真を揃えておかねばなりません。
名寄せスコアはお部屋探しをする人、不動産会社、SUUMO側にとっても理にかなったシステムだと言えます。物件広告の評判が悪いとSUUMOを見て部屋探しをする人が減り、広告掲載する不動産会社が減るなど広告収入がなくなるためお部屋探しをしている人のニーズを満たすようなサイト構成になっています。適当に掲載登録しても反響に結びつかないという仕組みになっています。
※SUUMO側で検索がされている項目はオレンジの「検索」表示で教えてくれます。その項目は該当すれば優先してチェックするのが得策です。
③キャッチコメント、コメント欄は両方入れましょう
②に引き続いて名寄せスコアに関わる内容です。キャッチコメントとコメント欄は両方入れて2点加点されます。物件のアピールポイントを書きましょう。
④写真にコメントを入れましょう
何の写真ですよと写真の説明を書いている方もいらっしゃいます。細かい部分ですが、入れられる情報は全て入れることが大事です。
⑤動画、パノラマは足せば点数が多くなるけれど効果のほどは?
課金すれば検索上位に上がってより反響を得られるのではないか、つまりオプションの課金オプションを使ったほうがページの上の方に表示される確率が高くなるのかSUUMOに聞いてみたことがありますがそういうことはないそうです。
たしかに検索結果を見てみると、動画がある物件広告がないものより常に上にいるわけではありません。平等にローテーションで表示順は変わっているようです。
ただ、物件検索の選択肢としてパノラマ動画があるものを選択し絞り込むことができます。その影響はあるかもしれません。
広告を出した後は試行錯誤をすることが大事
これは必ずやっておいた方が良いというSUUMO広告掲載のポイントを5つご紹介しました。
広告は載せたら終了ではなく、反響数に応じて効果分析をすることが大事です。仲介会社からの認知度を得るための営業に加え、自社反響のポータルサイト広告効果を高めるために、反響がない時は写真の入れ替えやコメント欄の見直しなど試しながら反響を得られるように日々努力していくことが大事です。
ポータルサイトごとに課金オプションはそれぞれありますが、パノラマ、動画があったとしてもお客様は「お部屋を見たい」人が多いです。
特徴に合わせてうまく活用していきましょう。
▼反響後の内見前に準備しておきたいお客様の質問は?
- この記事を書いた人
- 賃貸知識BANK編集部
- 不動産市場や投資に関する情報を専門的な視点で解説しています。資産形成や投資戦略に役立つコンテンツを実務的な目線でお届けします。
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