年末年始に賃貸管理で起きやすいトラブル 3つの対策で未然防止!

年末年始、管理会社も休暇に入る年の瀬は、何かトラブルが起きたとしても早期解決しづらい期間です。

また、入居者も普段と違う動きをするためトラブルが起きやすいです。

トラブルが起きる前に、出来る対策はしておきたいオーナー様もいらっしゃることでしょう。

この記事では、年末年始に起きやすいトラブルと、その対策をお伝えしていきます。

賃貸物件で起きる年末年始のトラブル

①泥棒被害•空き巣被害

理由として、

  • 普段より多額の現金を所有する人が多い
  • 帰省でしばらく家を空ける人が増える

ということがあげられます。

②水漏れ被害

年の暮れは大掃除で普段よりも入念に掃除をする方が多いです。

「洗濯機配水ホースを抜いたら水が漏れて下の階に浸水した。」

「水を貯める間別のことをしていたらバケツから溢れてクッションフロアが吸水して波打った」

など、物件が水漏れ被害にあうこともしばしば。

③備え付け設備の故障

「寒くなってエアコンをつけようとしたら温風が出ない。」

など、特に季節物の設備を久しぶりに使用するときに起こりやすいトラブルです。

毎日使用している物だと早期に気づけたとしても、使う季節が限られていたり、年に数回しか使わない設備の不具合はいざ使用する時になって発覚します。

トラブルの未然防止に!リスクを事前に伝えておこう

上記トラブルについて、対処法は様々ありますが、まずはトラブルを未然に防止しておきたいですね。

そこで、各種トラブルの未然防止策を3つご提案します。

①泥棒、空き巣被害への対策

家を不在にする時は、しっかり戸締りをして、雨戸まで閉めておくなどすれば、空き巣に遭うことは、まずありません。

帰省の際は戸締りを!と注意喚起するだけでも、十分な効果があります。

新聞など購読している人は新聞を止めておいた方がいい旨、呼びかけを行いましょう。

「〇〇日以上不在にする時は連絡すること。」と契約書に記しておき、都度お知らせすると良いでしょう。

上記トラブル以外にも、火災時などにも早急に対応する事ができます。

②水漏れ被害の対策

水漏れに関しては、下の階の人にも被害が及ぶ可能性がある深刻な問題です。

特に洗濯機が原因となるケースが多いです。

対策としては水漏れが起きる原因と予想修繕費用を知ってもらい危機意識を持ってもらう。といったところでしょう。

③設備故障の対策

長期休暇に入る前に点検、故障個所を入居者に前もって申告してもらい連休に入る前に修理できるように手配するとよいでしょう。

連休のお知らせの文面に「不具合箇所があれば連休前にご連絡ください」など一文入れておくと良いです。

ただ、エアコンなどは暖房冷房が使われる時期になると新設、修理に通常以上の時間がかかるので、少しでもおかしいと感じたらその時点で連絡してもらうほうがベターです。

年末年始もトラブルが起きる可能性があり、そのそれぞれで対応方法、予防策が異なります。

もし、上記のようなトラブルが起きた際に24時間365日住まいの対応ができる入居者様向けのサービスがあると長期休暇中のトラブルに対応できます。

タイミングよく入居者に注意喚起するための方法3つ

入居契約時にまとめて周知したとしても数ヶ月経てば忘れてしまうのが人間です。

有効なタイミングで告知していかなくては意味がありません。

そこで、方法を3つご紹介します。

共有部の掲示板を利用して告知

昔ながらのやり方ですが、手っ取り早く周知することができます。

長期にわたって掲示物が貼ってある物件だと背景化してしまい、掲示しているのに目を通してもらえない可能性があるので、いつもよりも派手な掲示にしたり色をつけるなどして工夫しましょう。

LINEやアプリなど、携帯で確認できるツールで告知

IT社会の今らしい告知方法です。読み飛ばし防止の為、タイトルに【重要】や【必読】など、インパクトのある文字を使って必ず読んでもらう工夫が有効です。

入居者の部屋へ告知内容をポスティング

共有部の掲示板がない、LINEやアプリなど電子告知するツールがないオーナー様は、告知内容をフライヤーにしてポストへ投函すると良いです。

注意して欲しい項目と一緒に、何かあった時の緊急連絡先なども記しておくと入居者は安心します。

ノントラブルで新しい年を気持ち良く迎えよう!

季節に応じて起こりやすいトラブルとその防止策を知っていれば、年末年始をゆっくり穏やかに過ごすことができます。

先手必勝とはまさにこのこと。入居者様もオーナー様も快適に過ごすために早めのトラブル対策を!

この記事を書いた人
菊地 はる
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