写真を撮る上で欠かせない被写体と言ったらやはり「人」ですよね!
自撮りや記念撮影、集合写真など思い出を収める上で人物を撮る機会は多いかと思います。
そこで今回はスマホで人物を綺麗に撮れるポイントをいくつかご紹介します。
景色編と合わせて是非参考にしてみてください!
目次
グリッド線を活用する
景色撮影同様グリッド線を活用して撮ることが大事です。
グリッド線とはカメラを使う際にプレビュー画面に引かれた補助線のことです。垂直・水平に各2本引かれているのが一般的です。
大抵のスマホは「設定」画面から「カメラ」→「グリッド」をONにするとプレビュー画面にグリッド線が表示されます。
グリッド線や線の交点に被写体を重ね合わせることにより、安定した写真になり構図をしっかりと決めやすくなります。
背景はシンプルに
人物を浮かび上がらせる為に背景はシンプルにした方がベターです。
情報量の少ない背景にする為、被写体に一歩近づいたり離れたり画角を色々試しながら最適なポイントを探してみましょう。
「首切り」「串刺し」に注意
人物撮影の際は「首切り」と「串刺し」と言われる構図には注意しましょう。
「首切り」とは背景の水平線や橋の横に伸びたラインが、被写体の首にかかってしまう状態のことを言います。
「串刺し」は被写体の頭上から木やビルなどの細長い建物が見えている状態のことです。
頭から何かが生えているみたいですね。
どちらの写真も見た目が悪いので避けるべき構図と言えます。
しっかりとピントを合わせる
いざ写真を撮るときに確認して欲しいのがどこにピントが合っているかです。よくあるのが手前に置いてあるものにピントが合ってしまい、人物がぼけてしまっているという事態です。
画面上で人物の箇所に指を触れるだけで簡単にピントが合います。忘れずに行いましょう。
ズームは使わない
構図が決まりピントを合わせていざ撮影しようとした時!被写体が小さく感じることがあると思います。
その際にディスプレイを指2本で※ピンチアウトするとズームすることができますが、そのやり方はオススメしません。
スマホのズーム機能は「デジタルズーム」と呼ばれる方法で焦点距離を変更するので画質が落ちて荒くなってしまいます。
なのでスマホを持ったまま撮る側が被写体に一歩二歩近付き距離を縮めて撮るようにしましょう。
※2本の指を離していき画面を拡大させる操作のこと
「3分割法」を利用する
「3分割法」とは画面を縦と横にそれぞれ3分割して構図を考える方法です。
この様に線が交わっている4点のどれかに被写体を置いて撮影します。
被写体が写真の真ん中に来る「日の丸構図」より人物撮影に向いています。「3分割法」の方が写真に広がりがあるように見えて自然な写真に見えますよ。
明るさと光を意識する
光を探すのは撮影する際にとても大事なポイントです。
被写体に対して光が綺麗に当たっている状態を「順光」、被写体の後ろに光がある状態を「逆光」と言います。
逆光で撮影すると顔が影になり暗くなってしまうので順光を意識すると綺麗に撮れます。
↑逆光だと真っ暗で全然見えませんね…
ポートレートモードを利用する
先ほど背景はシンプルの方が良い旨をお伝えしましたが、更なる技として背景をぼかして人物をより引き立たせる方法もあります。
それは今やほとんどのスマホに搭載されている「ポートレートモード」を利用しましょう。
「ポートレートモード」とは撮影した写真からAIが人物と背景を自動的に区別し、背景部分だけをデジタル処理でぼかしてくれます。とても気軽に使用できる機能です。
連写機能で撮影する
せっかくバッチリな構図や角度・光を捉えていても、撮影中に被写体が動いてしまったり撮影者の手元が固定されていないと写真は残念ながらぶれてしまいます。
そんな時に役立つのが連写機能です。Android、もしくはiPhoneの場合はiPhoneX以前の機種の場合、シャッターボタンを長押し、X以降の機種はシャッターボタンを左にスライドさせると連写モードになります。シャッターボタンから指を離すと終了します。
撮った後に複数枚ある写真の中から一番表情の良い写真を選ぶことができるのが連写機能撮影の良さです。複数人で撮影した場合は誰かが目を瞑っている!なんてことも防げますね!
ポイントを抑えてスマホでポートレート撮影をしてみよう!
誰でも簡単に撮影できるスマホ写真だからこそ、いくつかのポイントを抑えるだけで出来上がりが全然違ってきます。
フィルム写真と違い色々試せるのもスマホ撮影のいいところですよね。
以上の点を意識し、良いロケーションで人物撮影してみてください!
- この記事を書いた人
- 北川 まな
- 娯楽雑誌編集部を経て現在はフリーランスWEBライター。 育児をしながらイベントMCとライターの二足のわらじを履いて活動しています。 子どもの頃から本を読むのが好き、今でも活字を読むことが生活の一部、同時に自分でも文章を書くのが好き。とにかく活字が好きです。 MC、リポーターに経験を活かしてインタビュー記事と取材記事が特技。 「企画・取材・執筆」などを複数のメディアで行っています。
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