暗号資産とは?メリット・リスク・税金のデメリットなどをわかりやすく解説

投資の経験のある方なら、暗号資産とはどのような仕組みでどのように運用できるか興味があるのではないでしょうか。

本記事では以下についてわかりやすく解説しています。

  • メリット
  • デメリット
  • リスク
  • 始め方

暗号資産の特徴が簡単に分かると、ご自身に向いているか、運用する時の注意点などが見えてくるはずです。

暗号資産とは

インターネット上で通貨のようにやりとりできる電子データのことです。

「資金決済に関する法律」では以下の特徴を持つものと定義されます。

  • 不特定の人に対する代金の支払いなどに利用でき、法定通貨(日本円など国家に認められた通貨)と相互交換できる
  • 電子的に記録され、移転できる
  • 法定通貨・プリペイドカードなど法定通貨建て資産ではない

 

暗号資産交換業者から入金・換金できます。

暗号資産交換業者は金融庁・財務局の登録を受けた事業者のみなることができ、「交換所」「取引所」とも呼ばれます。

仮想通貨との違いって?
結論から言うと、暗号資産も仮想通貨も同じじゃ。以前は暗号資産のことを仮想通貨と呼んでいたが、2020年5月に施行された資金決済法の改正で国際基準の暗号資産と改められたのじゃ。

メリット

  • 24時間365日取引できる(株式投資だと取引できるのは平日の9:00~11:30と12:30~15:00)
  • 少額取引に対応していて手数料も安い

手数料が無料というものも

  • 送金・決済がスムーズ

 

手っ取り早く取引を完了できる理由は金融機関を介さないためです。

金融機関を介さないことは手数料を抑えられる・営業時間を気にせずいつでも取引できるなどにもつながっています。

海外への送金・決済もスピーディーです。

デメリット

  • ネットを使えないと取引できない
  • 株式投資などと比較すると税率が高い
  • ハッキング被害などで資産価値が大きく損なわれても補償を受けられない場合がある

暗号資産はインターネット上でやりとりする商品のため、ネットに接続できないと取引できません。

 

暗号資産で得た利益は原則、雑所得です。

給与所得など他の所得との合計金額を基に税額が計算されます。利益を出すほど税金が高くなるということです。

 

一方、株式の譲渡で得た利益は「申告分離課税」で計算されます。他の所得と合算されない分、税金を抑えやすいです。

銀行や金融機関には、破綻に備えて利用者を守る仕組みがあります。

対して暗号資産は、交換所や取引所がサイバー攻撃を受けて資産価値が大きく下落したり事業者が破綻しても、十分な補償を受けられない場合があります。

 

事業者には万が一のリスクを説明する義務があるため、運用を始める前に必ずご確認ください。

システム障害やハッキングなどで資産を失うリスクへの対策は行われています。

暗号資産は破壊や改ざんが難しいとされるブロックチェーンという技術で記録・管理されています。

よって、システム障害やハッキングなどで資産を失う可能性は極めて低いと言われています。

リスク

  • 価格変動リスク
  • 営業時間リスク

システムメンテナンス中など事業者の営業時間外で取引できない間に価値が大きく下がること

  • 51%リスク

悪意ある者がマイニング計算量の51%以上を支配した場合、不正取引のリスク

※マイニング:取引内容の承認と確認作業

  • ハードフォークによる分岐リスク

ハードフォークによって暗号資産が2つに分岐し、相互互換性がなくなった場合、取引できなくなったり資産価値が大幅に下落すること

※ハードフォーク:暗号資産に関するルールを改めながら新しい種類の資産を作り出すこと

暗号資産の価値は国によって保証されていないため、需給バランスなどで価格は変動します。

変動は大きい傾向にあるため急落するリスクが高いです。

法定通貨との交換が停止されたら、価値がゼロになるリスクもあります。

始め方

  1. 暗号資産交換業者の選択※日本国内で登録済みの事業者を選んでください。
  2. 口座開設・口座開設に必要なアカウント登録
  3. 暗号資産の購入
    1. 事業者指定の口座に暗号資産購入資金を振り込む
    2. 振り込んだ資金を使って販売所での購入か取引所で買い注文をする
    3. アカウントの取引履歴で注文成立を確認する
  4. 暗号資産の売却 ※販売所で売却か取引所で売り注文する
  5. 現金化

アカウントの日本円資産残高が増えていることを確認後、残高を銀行口座に払い出し

日本国内で登録済みの事業者を選ぶべき理由を補足します。

登録のない事業者は暗号資産を扱えません。

安全性が担保されていないなどを理由に、金融庁は登録のない事業者に厳しく対処しています。

事業者の処分で資産を失うという最悪の事態が想定されます。

 

暗号資産は価格変動の大きい資産のため、最初は少額からの取引が安心です。

慣れるまで少額から運用することで、慌てて売却したり必要以上に急いで買ったりを避けるのにもつながります。

暗号資産はデメリット・リスクを許容できれば取引のスピーディーさが魅力的

インターネット上でやりとりできる暗号資産。

金融機関を介さないことから手数料を抑えながらスピーディーに取引できます。

 

ハッキングなどから資産を守るシステムが導入されているものの、完璧に避けられるとは言えません。

価格変動の大きい資産であることも考慮すべきポイントです。

 

どの資産にも言えますが、ローリスクハイリターンな運用方法はありません。

あらゆるリスクを許容でき、資産運用の知識・経験のある方なら、少額から始められる暗号資産のメリットが大きいと感じられるのではないでしょうか。

この記事を書いた人
星脇 まなみ
2016年からフリーランスでライターとして活動しています。 主に住まい・暮らし・生活に関する記事を制作してきました。 住みやすい街や今後熱くなりそうな街や都市開発、資産運用への関心が強いです。 住宅設備で1番好きなのはトイレ。外出先でもメーカーやデザイン、使い勝手が気になってしまいます。
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