kitchenhouseのショールームへ!日本製の高級キッチンとは?

日本のメーカーのキッチンは使い勝手が良いもののデザインがシンプル過ぎると感じる方もいるかもしれません。

しかし、日本製でも高級感のあるデザインが特徴のキッチンはいくつもあります。

kitchenhouse(キッチンハウス)は日本の高級なキッチンのひとつです。

素材や色がキッチンをどのように演出するのか勉強するためにキッチンハウスのショールームをたずねました。

kitchenhouse(キッチンハウス)とは?

高級キッチン市場で有名なキッチンメーカーです。

前身はボイラー会社で、キッチンに携わりはじめたのは1975年からです。

ドイツ製システムキッチンやプロ仕様のキッチン用品の輸入販売を東京都世田谷区駒沢で始めました。

キッチンハウス株式会社としての設立は1976年。

国内ではじめてキッチンの製造・販売・設置を一貫して担うために立ち上げました。

1979年には、オリジナルのシステムキッチンの国内生産を開始しています。

現在、キッチンハウスでは以下2つのグレードが提案されています。

  • ベーシック
  • オートクチュール

デザイン性の高いキッチンが見られるキッチンハウスのショールーム

2022年現在、関東を中心に全国に12のショールームがあります。

今回はオートクチュール製品が多く展示されている、東急大井町線上野毛駅から徒歩5分ほどの世田谷のショールームへ行きました。

キッチンハウスらしい素材として挙げられる「エバルト」の豊富なカラーバリエーションを確かめられます。

エバルトはヨーロッパのキッチンメーカーでも選ばれる素材です。

汚れ・傷がつきにくい、熱・水・衝撃に強い、掃除しやすいという特徴を持ちます。

 

ワークトップや扉にお好みの色が使えます。

カラーバリエーションが幅広いと、どれにするか迷ってしまいます。

ショールームは、実際にキッチンに使った時の色の組み合わせが参考になります。

 

エバルトはベーシックでも気に入った色を選べる素材です。

レイアウトやサイズが限定されるのがオートクチュールとの違いです。

ぴったりのサイズや組み合わせがあれば、ベーシックの中から理想のデザインのキッチンをつくれます。

上記はピアノべトン(うっすら模様の入ったライトグレー)とノッティブラウン(落ち着いた木目調)の組み合わせです。

 

黒色の水栓や家電と相性が良く、黒色の取っ手もアクセントになっています。

落ち着いた木目とマットな黒は「モダン」「アーバン」というイメージにしたい方なら好きそうです。

上記の画像のキッチンはペニンシュラ型のレイアウトです。

 

ペニンシュラとは対面キッチンのひとつです。

アイランド型はキッチンが壁につかず独立していますが、ペニンシュラ型は片側のみ壁に接しています。

 

下記はプレミアムホワイト(真っ白)とアカシアベージュ(明るい木目調)の組み合わせです。

ナチュラルな雰囲気が好きな方や明るいキッチンにしたい方におすすめです。

キッチンハウスで人気の「デュエ」という、シンクとガス・IH機器を分けたレイアウトです。

2人でキッチンに立っても調理スペースを広々とれる、収納力ばつぐんといった特徴があります。

 

エバルトはやわらかい・かわいらしい雰囲気の色が多い印象を持ちました。

もちろん、シック・スタイリッシュな印象のカラーもラインナップされています。

たとえばぺトングレー

上記の画像の右上に使用されたメルクリオも落ち着いた色味です。

 

下記のようなマットなブラックが好きなら「フェニックス」という素材も選べます。

イタリアで開発された素材で、マットな仕上げを美しく見せます。

フォークで引っかいたなどの浅い傷であれば、熱で修復できるのも特徴です。

フェニックスもベーシックで選べる素材です。

 

素材や色柄にさらにこだわりたい方なら「オートクチュール」に惹かれるかもしれません。

框(枠・額縁で囲んだような)扉が重厚感とクラシックさを演出します。

 

天然木を取り入れることもできます。

濃いめの木材はアジアンテイストのお部屋とも相性が良さそうです。

 

ワークトップ(天板)にクォーツストーンや御影石といった高級な天然石を選択できるのも、オートクチュールの魅力です。

オートクチュールとベーシックで選べるキッチン

特にオートクチュールなど自分でカスタマイズできる高級キッチンは、オリジナリティあふれるデザインが魅力です。

ショールームで実物に触れると「こんなキッチンを入れられれば…」と思ってしまうほど。

価格帯を考慮するとKitchenhouseのキッチンは、高級マンションや自宅用に導入されることが多いでしょう。

シンプルだけれど素材で高級感を感じさせるデザインは住宅づくりに参考になります。
▼関連記事:関連記事

この記事を書いた人
星脇 まなみ
2016年からフリーランスでライターとして活動しています。 主に住まい・暮らし・生活に関する記事を制作してきました。 住みやすい街や今後熱くなりそうな街や都市開発、資産運用への関心が強いです。 住宅設備で1番好きなのはトイレ。外出先でもメーカーやデザイン、使い勝手が気になってしまいます。
「暮らす」カテゴリの最新記事