新築や大規模なリフォーム・修繕を計画していると、いくつもの設備や建材が気になるかと思います。
具体的な製品が決まっていないなら、住宅に関する製品を幅広く扱うLIXIL(リクシル)のショールームが参考になります。
最新の機能やデザインを知るため、リクシルのショールームをたずねました。
LIXIL(リクシル)とはどんなメーカー?
トイレ・風呂・キッチンといった水回り製品と、窓・ドア・インテリア・エクステリアなどの建材の製造・販売を行っています。
INAXなど国内の主要建材・設備メーカー5社の統合で2001年に誕生しました。
グローエ、American Standardといった海外メーカーも傘下に入っています。
リクシルショールーム東京は数多くの製品の実物を見れる!
リクシルのショールームは全国に80ヶ所以上あります。
今回は、東京メトロ丸ノ内線の西新宿駅から徒歩5分ほどのショールーム東京をたずねました。
住宅に関する設備・建材全て扱っていると言っても過言ではないくらい製品が幅広いからか、ショールームの広さと展示数に圧倒されました。
操作性やカラーバリエーションなどをしっかり確認しながら全体を見ると、2時間くらいかかりました。
ベランダ・バルコニー周辺から見ることにしました。
上記は2021年グッドデザイン賞を受賞した内窓「インプラス for Renovation」です。
既存のサッシを覆うように使います。
枠材は4色から選べます。
窓が二重になるので、防音・断熱性の向上を期待できます。
インプラスの効果を確かめられるコーナーもありました。
下記は、マンションリフォーム向けのバルコニーで使えるタイルです。
外気にさらされるベランダ・バルコニーは劣化が早いです。
ところが、共用部なので勝手にリフォームできません。
タイルを敷くだけなら簡単に雰囲気を変えられます。
お部屋の床と似たものなら、リビングとつながりが生まれて広々とした印象になります。
「エコカラット」という屋内用の壁材も展示されています。
お部屋のデザイン性を高めるのはもちろん、調湿・脱臭・有害物質の軽減といった効果もあります。
水や汚れを通しにくいため、お手入れが簡単というメリットも。
上記の画像は、エコカラットプラスという製品のラインナップのひとつ「グラナスハルト」です。
レンガをイメージしたデザインで、ナチュラルな雰囲気にしたい方におすすめです。
縦格子をイメージした陶連子(とうれんじ)というデザインもあります。
新宿ショールームはキッチンとトイレの展示が多い印象を受けました。
下記は、リクシルで最上級のキッチン「リシェルSI」です。
特徴はセラミックワークトップ。
焼き物の質感・1枚1枚異なる色柄が高級感を演出するだけではなく、使い勝手も良いです。
熱・キズ・汚れに強く、お手入れしやすいためです。
出し入れしやすいよう、扉は斜めに開きます。
天板や扉の見た目にこだわっても、ステンレスのシンクに生活感を感じる方もいらっしゃるのでは?
リシェルSIならセラミックワークトップとなじむ「ハイブリッドクォーツ」のシンクを選択できます。
デザイン性の高さだけではなく、汚れや洗剤が染み込みにくい、熱で変形・変色しにくいといった特徴も持ちます。
壁のような収納や、コーナーを有効活用した収納スペースも。
透け感のある扉が印象的でした。
吊り戸棚のように使える仮置きスペースや、調味料など細々したものを収納できるアクセサリーの取付も可能です。
お部屋のアクセントになるようなカラーの実際の色味も確認できます。
取っ手や框風(枠で囲んだような)扉とカラーリングがかわいらしいです。
部屋のドアをノックするようにすると開く扉が印象的でした。
壁や収納、手洗いなどとコーディネートされたさまざまなトイレもチェックできます。
下記は、奥行が従来のものより短いため、トイレ内が広々する商品です。
キャビネットと一体のトイレや
壁掛けで床から浮いてるトイレなどもあります。
床から浮いてるおかげで掃除がしやすそうです。
トイレのカラーのイメージを見たり比較もできました。
他には床材や外壁なども展示されていました。
外用の床材まであり、住宅に関する製品は何でも揃うのでは?とたしかに感じました。
玄関扉の展示も
取っ手もさまざまです。
実際に扉に付けてコーディネートや持ちやすさを確かめられるのは、ショールームならではです。
室内用のドアは、淡いトーンのものからマットなものまでカラーバリエーション豊富です。
さまざまなグレードの浴室を比べたり、壁の色で変わる印象を確かめたりできます。
人気の高い独立洗面台も。
扉の色が変わると印象も違います。
リクシルのショールームは多岐にわたる設備・建材に触れられる
リクシルはさまざまな設備・建材を扱っています。
故に、求められる最新機能や人気のデザイン・雰囲気を学びながら方向性を決めるのに参考になるショールームです。
新宿には国内の有名メーカーのショールームがいくつもあります。
複数のショールームを訪れると、メーカーごとの特徴が見えてきます。
- この記事を書いた人
- 星脇 まなみ
- 2016年からフリーランスでライターとして活動しています。 主に住まい・暮らし・生活に関する記事を制作してきました。 住みやすい街や今後熱くなりそうな街や都市開発、資産運用への関心が強いです。 住宅設備で1番好きなのはトイレ。外出先でもメーカーやデザイン、使い勝手が気になってしまいます。
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