住宅設備機器メーカー『LIXIL(リクシル)』さんにインタビュー

住宅設備と言えば、一番有名な最大手『LIXIL』にインタビューをしました!

今回、水回り、インテリアからエクステリアまで幅広い取り扱いの中から厳選して質問しました。

LIXILさんの製品の特長だけでなく、物件に合わせた設備選びができるような情報も仕入れてきましたので設備検討中の方にもおすすめの内容になっています。

 

本記事は、『LIXIL』の営業さんと当社代表取締役 下村との対談をお送りします。

『LIXIL』ってどんな会社?

約100年以上の歴史を持ち、日本市場だけでなくグローバルに展開している住宅設備メーカーです。

LIXIL ウェブサイトへ
会社のビジョンは

”世界中の誰もが願う豊かで快適な住まいの実現のために”

事業展開は、多岐に渡ります。

ウォーターテクノロジー事業
⇒水回りなど 主要ブランド『INAX』・・

ハウジングテクノロジー事業
⇒サッシやカーポート、外壁などの建材など 主要ブランド『TOSTEM』『旭トステム外装』・・

ビルディングテクノロジー事業
⇒ビル、店舗用金属製建材

住宅・サービス事業
⇒不動産、金融サービスなど

 

当社のシエスタシリーズでは、サッシ、玄関ドア、独立洗面台、バスルームで『LIXIL』製品を使っています。

では、インタビュー本編をどうぞ

インタビュー本編

日生リビングシエスタ 下村
お忙しい中お時間をいただきありがとうございます!

メーカー様、オーナー様との懸け橋になって有益な情報を届けたいという思いがあり今回インタビューの依頼をさせていただきました。

本日はよろしくお願いいたします。

LIXILさん
よろしくお願いいたします!

『LIXIL』さんについて

日生リビングシエスタ 下村
突然ですが、LIXILさんの強みって何ですか?
LIXILさん
LIXIL全体としては、他のメーカーさんと比べて水回りからサッシまで家全体を扱っていることが強みです。

これまでは、営業ごとに全体を扱う形だったのですがどうしても足りない部分がでてきてしまうということで担当を2つに分けてそれぞれの強みを出せるように現在しています。

日生リビングシエスタ 下村
いろいろなブランドを統合を進めていらっしゃいますよね。現在はどのようにブランド展開をされているのですか?
LIXILさん
今は、LIXILで名称統合するのではなくやはりTOSTEM、INAXなど製品ごとに名前に馴染みのあるブランドを”商品ブランド”として推しています。サッシだとTOSTEMが強いのでLIXILなんですがTOSTEMという風に推させていただいています。

地域に合わせたサッシの選び方

日生リビングシエスタ 下村
サッシというと業界的には、他社さん1社とTOSTEM(LIXIL)というだいたい2社というイメージですが、両社の違いは何でしょうか?
LIXILさん
シエスタシリーズでメインでお使いいただいているのがこのサーモスLとFGLという防火のものになるのですがアルミと樹脂の複合サッシというのをメインでおし出させていただいております。

他社でいうとAPWというものがあるのですがこれは全て樹脂サッシということをおしだしています。

当社のほうでは、ハイブリッドという外側がアルミで内側が樹脂というタイプになります。もちろんオール樹脂のほうが断熱性能自体はよく、アルミはやはり熱を通しやすいです。ですが、当社はアルミのほうが耐久性が樹脂よりとても高いので熱にも強いかつ、曲がったり割れたりがとても少ないということで、素材の特徴を生かした形で展開しています。

もちろん樹脂サッシも製品としては、持っているんですけれども正直あまりおしていないです。

北海道や東北など寒い地域ですと樹脂サッシが多くなっては来るんですが、こちらの東京とかは紫外線がすごく強いのでどうしても耐久性を求められることが多いです。なので地域に合わせて関東ではこちらのハイブリッドサッシをメインに押し出しています。

ハイブリッドも断熱性能ももちろん悪いということはなく、むしろオール樹脂だと東京のほうだとオーバースペックと言いますかハイブリッドのほうで十分というところが正直ありますね。

日生リビングシエスタ 下村
今は枠の小ささとかも進歩していらっしゃいますよね、あれは意匠性の問題ですか?
LIXILさん
意匠性もそうなのですが、ガラスのほうが熱を遮るのにとても機能が高いのでもちろん断熱性能もガラスがおおきくなるほどに大きくなってくるんです。

近年高性能化が言われているので、ガラスの面が大きくなってきています。

 玄関ドア「リジェーロα」独立洗面台「ピアラ」と商品開発

日生リビングシエスタ 下村
玄関ドアについて以前より変わった点はありますか?
LIXILさん
リジェーロαをお使いいただいているのですが、以前に比べると断熱性能が少し上がっているというのと、少しマニアックにはなってくるのですが昔のドアだと冬場の外の気温と中の温かさで断熱ドアだと中に断熱材が入っているのでどうしても膨張して反ってしまうことが多かったんです。

が、ここ5,6年に関しては鋼板を入れているので反りづらくなっているというのが一番の特徴かなというところです。

日生リビングシエスタ 下村
独立洗面台はピアラを標準で使わせていただいています。ピアラはよく使われていますか?
LIXILさん
賃貸でピアラはなかなかいれないですね。かなりいい仕様だと思います。

最近洗面がよく売れているんです。おそらく巣ごもり需要などとマッチしているんだと思います。

LIXILさん
このピアラ、ドライヤーのポケットが実は内側にあったりします。
日生リビングシエスタ 坂口
この金網の乾かすところとかドライヤーのところとかは自分で工夫をしてDIYで作っている人もいる中で、標準でついているのはすごいなと思います!
日生リビングシエスタ 下村
そういう開発ってどのようにやっていらっしゃるんですか?
LIXILさん
ショウルームの意見などを吸い上げて新商品を開発したりしています。

ユーザーさんがどのように使っているのかなどを調査する部署があって生活導線などを考えながら商品開発をしています。

コストバランスに優れたユニットバスルーム

日生リビングシエスタ 下村
ユニットバスルームコストのバランスで一番いいんですよね。
LIXILさん
そうですよね。新築だとLIXILのシェアが高いです。他社さんですと柔らかい床が特徴で推しているんですが、LIXILだと固めでお掃除しやすいということを考えています。
日生リビングシエスタ 下村
床が柔らかいって何のメリットがあるんですか?
LIXILさん
柔らかいと、転んだときに安全という考えで、お子さんや、お年寄りを意識しているんですね。クッションフロアみたいな感じですね。

当社は、ドアの表示側にはパッキンをなくしてカビのお手入れが少なくなるように工夫をしています。

日生リビングシエスタ 下村
なるほどパッキンにも工夫があるとは、気づかなかったです!お掃除のしやすさって賃貸住宅においてもすごく大事なんですよね。

今後も続々新築を建てる予定です。LIXILさんの製品には安定でお世話になっていくと思います。

引き続きよろしくお願いいたします。本日はありがとうございました!

LIXILさん
ありがとうございました!

これからもお世話になります

新製品もパンフレットを見ながら紹介していただいたのですが、独立洗面台のドライヤーホルダーや水切り網など世間では自分でDIYをして工夫をしているようなアイテムが製品に既についていることから、製品開発にも余念がないことがうかがえました。

情報社会でよりよい製品が続々生まれていっている中、それに遅れずむしろさらに高いレベルでいい製品を安定の価格で提供していらっしゃいます。

この記事を書いた人
賃貸知識BANK編集部
不動産市場や投資に関する情報を専門的な視点で解説しています。資産形成や投資戦略に役立つコンテンツを実務的な目線でお届けします。
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