建物の外観は入居希望者が内見時に一番最初に見るところであり、その物件の第一印象につながります。
外観が綺麗で清潔感のある建物は第一印象がよく、成約率に繋がりやすいです。
では、実際に物件の外観を綺麗にするために具体的にどのようなことを行えばいいのでしょうか?
管理会社の私たちが気をつけて清潔感を保っている箇所をまとめました。
エントランスの清掃
エントランスや物件まわりの掃き掃除はマストです。
泥汚れがひどく掃き掃除では汚れが取れない場合は、高圧洗浄機などで洗い流すことも有効です。
また、外構周りに雑草が生えていたら選定、抜き取りなどを行います。
細かなところが綺麗なほど、きちんと管理されている印象と清潔感を与えられます。
ごみボックスの清掃
入居者が分別をきちんとしていないために収集されずに残ってしまったゴミは、当事者が知らんぷりをしてしまうと永遠にそこに取り残されてしまいます。
管理会社がゴミ箱を開けて再分別することで綺麗な物件が保たれます。
再発防止のために、チラシをポスティングしたり、当該のゴミにチラシを添付したり、本人が特定できるのであれば直接注意をしておく必要もあります。
ゴミが長期間放置されてしまうと悪臭や害虫発生の原因になり、退去者が増える可能性にも繋がりかねません。
住人全員が住み良い環境になるためにも巡回は欠かせませんね。
匂い対策
長く空室になると配管がかわいて独特の悪いにおいがしてきます。
このにおいを防ぐためには定期的に排水管に水を流して配管の渇きを防ぐ必要があります。
具体的には、水周りすべてです。
- トイレのレバー操作で水を流す
- 独立洗面に水を流す
- 風呂の排水口に水を流す
- キッチンの排水口に水を流す
入居希望者は五感で物件の良し悪しを決めています。
どんなに綺麗な部屋でも内見の時に臭かったら成約につながりません。
空室の物件には定期的に訪問し、水を1リットルほど流すことで匂い対策ができます。
外灯の清掃
共用部分の外灯に虫がたまっていないか、汚れて暗くなっていないか確認して明るさのメンテナンスも見落としのないようにしましょう。
実際に暗い印象があると内見後に成約率が下がるというデータがあります。
照明を足したり電球を取り替えたり等、物件全体の明るさを足すなどすると印象も明るくなり好印象な物件になりますよ。
外観のキレイポイントをおさえて満室経営を
外観をきれいに見せる4つのポイントをおさえることで、物件の印象を良く見せたり、住環境を快適にすることで、入居率も継続率も上がることでしょう。
こまめな管理を心がけて満室経験を続けましょう。
- この記事を書いた人
- 菊地 はる
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