住みやすい賃貸を選ぶために、内見は大切です。
安心・快適に暮らせるか判断するには、いくつかポイントがあります。
この記事では、13のポイント別に内見時に見るべきチェックポイントをご紹介します。
目次
【室内】賃貸物件の内見ポイント
ポータルサイトで絞った結果を最終決定するために内見では実際にお部屋を見ます。
内見時はこのようなポイントを見ていきましょう。
日当たりの良さ
実際に物件に足を運ぶと、部屋の向きが良くても、目の前のビルやマンションで日がほとんど入ってこないなど行かないと分からない重要な事実が分かります。
洗濯物の乾きやすさや室内の体感温度を左右するので、日当たりは十分か、快適に過ごせそうかのチェックは欠かせません。
家具・家電を置ける広さ・間取り
置きたい家具・家電の大きさをあらかじめ確認し、配置できることを確認します。
持ち込みたい家具・家電のサイズを基にレイアウトをイメージし、広さは問題なさそうか考えてみましょう。
持ち込みたい家具・家電
音が気にならない環境は、ストレスなく生活するのに欠かせません。
騒音トラブル・悩みは、上・下階と隣に住む人に左右されます。
が、内見時に建物の防音・遮音性を確かめることはできます。
チェックポイント①
壁・床(できれば天井も)叩く
↓
中が詰まったような音がする
↓
隣接する部屋の音は、聞こえにくい!
チェックポイント②
壁・床に耳を当てる
↓
近隣の音は聞こえる?聞こえない?
ドアや窓の開閉性・大きさ
ドアや窓をスムーズに開け閉めできるか確かめるのも、大切です。
開閉に問題があれば、入居前までに直してもらえるか確認しましょう。
ドアや共有スペースの通路幅によっては、家具・家電を搬入できないことがあります。
そこで、ドアや共有スペースの大きさも測ると確実です。
セキュリティ対策
賃料が高くなっても良いので、セキュリティを妥協できないという方もいらっしゃるでしょう。
セキュリティ対策が考えられた物件の特徴に、オートロックが挙げられます。
防犯性の高い賃貸に住みたいなら、下記も、チェックしたいポイント。
- 防犯カメラがある
- ディンプルキーが使われている
- 1階の柵は外から簡単に侵入できる高さではない
- 外壁に足場のようなものがないなど、2階以上に行きにくい
湿気・カビの有無
湿気の多い部屋は、カビや結露が発生しやすいので、湿気の問題があるお部屋では湿度を調整する工夫が必要になることも。
では、まず湿度が高い部屋か確認するポイントをご紹介します。
- 収納スペース・水回りにカビが発生していない
- カビ臭くない
- 窓サッシが変色していない
収納スペースの数・大きさ
たくさんの収納スペースや大きいスペースがあると、部屋を整理整頓しやすいです。
コンセントの数と位置
電化製品を理想のレイアウトにするのに、コンセントの数と位置は重要です。
配置したい場所の付近にコンセントがあるかチェックしましょう。
ベランダの広さ・防犯性
日当たりが良く、大量の衣類やタオルも一度に干せるベランダがあると、効率的に洗濯物を乾かせます。
外につながった非常階段やパイプが近くにあるなど、防犯面の不安がないかも確認しましょう。
【共用部】賃貸物件の内見ポイント
ゴミ置き場の治安
マンション・アパートの管理がどこまで行き届いているか、ルールを守れる住民が多いかなどを推測できるのが、ゴミ置き場です。
- ゴミが種類別に仕分けされていない
- 乱雑に捨ててある
などが見られる場合、管理が甘いか、ルールを守れない住民がいることが懸念されます。
【周辺環境】賃貸物件の内見ポイント
物件周辺の環境も、暮らしやすさを左右します。
治安の良さ
現地を訪れることで、物件近くの雰囲気を知ることができます。
マンション・アパートに着くまでの人通りが多く、道が暗くないだけでも、一人で歩く時の不安は緩和されます。
ただし、昼と夜で人通りや明るさに違いがある場所は多いので夜の様子も調査しておくと安心です。
内見当日の流れ
内見とは、不動産会社の店舗やポータルサイトから見つけた気になる物件を、実際に見学することです。
入居者がいない場合は、掲載されている部屋と同じ部屋を見学できます。
内見当日の流れはこのような感じです。
- 不動産会社の担当者と指定された場所で待ち合わせ
- 担当者から住みたい部屋の条件のヒアリングと、見学予定の部屋の説明
- 物件内と周辺環境の確認
- 入居申し込み
内見で気に入った部屋が見つからなければ、他の物件を提示してもらった後、内見の予約をすることも可能です。
一人暮らしの内見の場合、1軒につき30~60分はかかります。
時間と契約を考えると、1日の内見数は5軒、多くても7軒までがちょうどいいです。
内見時の持ち物は?
事前に調べた情報と実際の物件に違いはないか、置きたい家具・家電を設置できるかなど、以下のものを持って行くのがおすすめです。
- 部屋の図面(当日貰えることが多いです)
- カメラ(スマートフォンでも代用可)
- メジャー
- 家具・家電の寸法が分かるもの
いわゆる「事故物件」を選ばないためのポイント
事故物件と言われる物件は、避けることができます。
- 「大島てる」をチェック
- 賃貸情報の「心理的瑕疵」の有無を確認
- 相場より大幅に安い賃料
- 賃料の割に綺麗な室内
ポイントを押さえた内見で生活しやすい部屋に住もう
内見では、限られた時間で物件をチェックすることが求められます。
全て好条件の物件は、なかなか見つかりません。
絶対に譲れない条件を確認すると、満足度の高い部屋が選びやすくなりますよ。
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- この記事を書いた人
- 星脇 まなみ
- 2016年からフリーランスでライターとして活動しています。 主に住まい・暮らし・生活に関する記事を制作してきました。 住みやすい街や今後熱くなりそうな街や都市開発、資産運用への関心が強いです。 住宅設備で1番好きなのはトイレ。外出先でもメーカーやデザイン、使い勝手が気になってしまいます。
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