手を抜きがちなアパートの緑化。植樹のメリットとデメリットを解説。放置するとどのような影響があるの?

ここ最近アパートやマンションでは植栽計画を導入し、力を入れている人が多くなってきているようです。

では、まず植栽とは何でしょうか。『草花や樹木などの植物を植え、その形を整えること』です。

ただ単に植えるだけではなく、草花や樹木をその場所に定着させて枝葉を剪定し整えるところまでを植栽といいます。

賃貸アパートやマンションでは植栽はいらないと考えるオーナー様も多いのが事実ですが維持管理に費用が掛かるからという理由だけで片づけてよいのでしょうか?

賃貸物件に植栽計画を導入すると満室経営に良い影響があるその理由に迫ります。

メリット

建物の景観を良く見せる働き

ご入居者様が物件を探すとき最初に目につくのはもちろん建物の外観です。
手入れの行き届いた草花や樹木は年数が経ったものほど風格を表し好印象を与えて自然に受け入れやすくなるようです。

大規模な建築物やターミナル駅の周辺はバランスよく植栽が配置されているのを良く目にしませんか?
無機質なものばかり集めると、そこに人は集まらなくなります。

それは住居にも共通して言えることだと思います。

入居者のこころを安らげる

植栽は時に外部からの目隠しに利用されたり木陰を作ったり、季節を感じさせるなど入居者の心身を癒す働きがあります。
やはり人はどこか自然を求め植物に癒されるのだなと思いました。

デメリット

維持管理に費用が掛かる

これは避けて通れないことだと思います。
逆に草木が伸びっぱなしになっていると景観を損ないイメージダウンに繋がります。

手間が掛かる

維持管理の費用を節約して自分で除草や水かけを行うこともできます。

その場合は物件に行ったり、作業をしたりといった手間がかかってきます。

維持することを見越した植栽計画が肝

維持管理することを考えた計画的な植栽配置を行うことで物件価値の向上につながります。ただし定期的な剪定、除草作業は必須ということですね。

弊社の物件ではいくつか例外はありますが、植栽を積極的に取り入れるようにしています。

植栽計画で物件価値があがり、入居に繋がっていることもお客様の声からも聞くことができるので、今後も力を入れていきます!

この記事を書いた人
下村 さつき
『山椒は小粒でもぴりりと辛い』 146㎝ 小粒な私ですが見た目よりかなりタフです! 業務は建築企画から賃貸管理と多岐にわたり日々、たくさんの出会いがあります。 どんな場面でも一期一会を大切にして業務に取り組みます!
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