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建物解体前の現地確認~解体予定の建物調査からわかる5つのこと~

2020年10月9日 下村 尊彦
現地調査

こんにちは!
日生リビングシエスタの下村です。

新築アパートを計画する土地は、「古屋が建っている、建替え現場」いうケースが多いですよね!

その時に、解体するだけの古屋チェックは疎かにしがちです。
でも、実は古屋は情報の宝庫なんです!!!

これから今ある建物は解体して取り壊しをしますが、それまでずっとそこに建っていた建物からは色々な情報が得られますよ!
「古屋から得られる情報」にはどんなものがあるか、ご紹介します。

情報その1「地盤」

何十年とそこに建っていた建物は、それまで起こってきた天災地変を経験した、いわば生き証人です。

まずは外側の外壁や基礎のひび割れ。
そして室内では歩いた時の違和感(床の傾斜等)から始まり、柱や梁の状態をチェックします。

ここで特に問題がなければ「安定した地盤なのだな」という、一つの根拠になります。
もちろん建物自体の性能によるところもありますが、地盤状況がどうかという一つの判断材料になります!

情報その2「眺望」

実際に計画する建物が建つまで窓から見える景色は想像でしかありません。
ただ、現在建っている建物の窓から見える景色は本物です!
これから計画する建物から見える景色をイメージする最終判断材料として、これに勝るものはありません。

居住空間の快適さを決める、窓の配置や室内からの目線。
それらをとても大切にしている弊社として、この情報は絶対に欠かせません!

情報その3「日当たり、風通し」

眺望と関係してくる部分に思えますが、日生リビングシエスタとしての考え方では全く異なります。
眺望は「人が見た時の印象」を大切する一方、日当たりは「実際に日が入るか・明るさ確保」をメインに考えます。

眺望と同じく印象を決めることではありますが、湿気が多いかなど実際に体感することとしてとても大切な要素です。
風の通りを体感できるのは建物がまだあるうちに窓を開けた時で、それが最初で最後のチャンスになります。

建物自体が長く持つかどうか、日当たりや通風により影響を受けていくので、しっかりチェックが必要ですね。

情報その4「構造・工作物」

建物を解体するために、費用が掛かるのは当然です。
事前に見積もりを取得し、予算組みすることでプロジェクトを進めていきます。
建物の面積と外から見ることで解体する費用を算出しますが、それだけでは後々思わぬ費用が掛かることがあります。

昔の建物では、好ましくない材料(アスベストなど)が使用されていることがあります。
また相続などで引き継いだ場合、把握していない増改築がされていたりすることがあります。

近年、産業廃棄物の分別や処理方法が厳しくなり、年々処分コストが上がっています。
増改築では屋根が二重になっていたり、基礎が補強されていたり、増築部分のみ異なったりすることで追加費用が掛かります。

出来る限りわかることは調査することで、後からのトラブルを避けることが出来ます。

情報その5「残置物」

残置物の確認もとても大切な事です。
単純にあるものを処分する。
そんな一筋縄ではいきません。

残置物にも所有権があります。
それを処分するために文書に残しておくことで、トラブル防止に繋がります。

処分してほしいと言われていたことが、後日
「やっぱりこれだけは処分しないでほしい」
など要望が変わることが、実は多くあります。。。。

ただ。。。既に時遅し。。。
既に処分後で。。。
ここでトラブル発生です。

その他
「少し残置物が残っていますが良いでしょうか?」
この一言はとても危険です。
人によって少しという表現は差があります。

事前にしっかり見ておくことで、正確なプロジェクト進行を

最後は少しネガティブな事もありましたが、良いことも悪いことも事前にしっかり見ておくことで、正確なプロジェクト進行をすることが出来ます。

新築アパートの賃貸経営やその他資産運用をするうえで、数字のブレは命とりです。
しっかり調査を行ったうえ、二人三脚で進める相性の良い会社を見つけることが成功への近道です!

この豆知識が、オーナー様をはじめ皆さまの良いライフスタイルデザインを築くきっかけになれば幸いです。

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この記事を書いた人
下村 尊彦
「もうこれで満足だという時は、すなわち衰える時である。」 この言葉をモットーに、常に新しいことに挑戦しています! 新しいことを知ることで、はじめて過去と比べることが出来る そのうえで残すべきこと、変えるべきことを判断し、より良い道を模索する 変わることを恐れず、色々な物事にチャレンジして、まだまだ日々成長期です!

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