こんにちは、田口です。
オーナー様「ムカデのような虫が部屋に入って困っている」という相談を入居者様から受けたことはありますか?
当社でも管理物件で同じような事例があります。
管理物件でヤスデが大量発生したらどうしたらよいか、実例を基にお伝えします。
大量発生の虫の正体はヤスデ
6月、入居者様から「虫が建物の壁を上って、部屋の中に入ってくる」と電話が入りました。
どんな虫かLINEで画像を送ってもらうと正体はヤスデ。
お客様が言うには、毎朝部屋の中で1匹~2匹見つけるそうで、殺虫剤を使っても追いつかないとのことでした。
電話をしてきたお客様は虫が苦手な方だったので、一刻も早く何とかしてほしいとお願いされました。
ヤスデは害虫ではないのですが、虫が苦手な人にとっては不快な存在でしかありません。
早速、害虫駆除業者に見積りを取り、オーナー様に相談することにしました。
害虫業者に見積り
見積りを取るには住所と敷地回りの平米数が必要です。
物件の住所は練馬区上石神井、敷地回りの面積は約230平米でした。
4社に見積りを取ったところ、6.5万円〜7.5万円で、金額は虫の種類というよりも敷地の広さによって違うようでした。
見積書をオーナー様に持参して相談すると、快く了承していただきましたので、ヤスデの駆除作業を進めることになりました。
頼んだ業者さんはすぐに現地を確認してくれた上、1ヶ月以内に再び虫が発生した場合の施工料は無料というアフターフォローが充実していたのと、写真付きの報告書を作成してくれるというのでお願いしました。
薬剤には忌避剤と殺虫剤の2種類がある
薬剤は入居者様側(玄関ドア下、換気口)には忌避剤。
建物廊下、排水溝、ベランダ外側、中庭、外壁には殺虫剤。
2種類を使い分けて散布していました。
薬剤の効き目について訊いてみると、忌避剤はヤスデが嫌がる成分で寄せ付けないようにする効果があるそうで、殺虫剤は駆除用ということでした。
入居者様に影響がありそうな場所は忌避剤を使うと言っていました。
大量発生を防ぐには卵が孵化して成虫になったタイミングがベスト
今回の薬剤散布でヤスデを完全に駆除することは難しいらしく、その理由は地中の卵までは効きづらいからということでした。
薬剤を効果的に利用するには、卵が孵化して成虫になった段階で散布する必要があるそうです。
住んでいる入居者様が不快な思いをされた場合、退去の一因となるケースが多くあります。
入居者様からの悩みや相談をオーナー様に快くご了承していただけるように伝えるのも私たち管理会社の大切な役目です。
これからもオーナー様と入居者様の上手な橋渡しができるようにがんばります。
- この記事を書いた人
- 田口 きみこ
- 「思い立ったらすぐ行動」 賃貸の仲介会社で働いていた私はひとつの物件シエスタシリーズに一目惚れ その会社へ乗り込んで社長へ直談判!そして今勤めています! たくさんの物件や現場を見て、日々成長中!
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