皆様、この写真をご覧ください
こちら外廊下の写真なのですが、この写真から感じる「違和感」お分かりになりますでしょうか?
「違和感」の場所をズームしてみます。
奥の手すりの下をご覧ください
お部屋側が少し上がり側溝側が下がっているのがお分かりになりますでしょうか?
わずかに斜めになっているのです。
一体何故でしょうか!?
斜めになっているのは建築ミスではなく、ちゃんと訳があるんです。
本記事では、よく見たら確かに知識、”外廊下はなぜ斜めになっているか”を解説致します。
気候変化にも耐えられる建物が求められている
ここ数年、大型台風や洪水、ゲリラ豪雨が多くなり、水害発生件数が増えました。
戸建て住宅に比べて水害に強いと言われているマンションやアパートでも水害の被害が報告されるようになってきました。
投資用商品の一つでもある賃貸住宅ですが、株などとは違い、やはり人の住む建物だからこそ安全で過ごしやすいことが求められます。
外廊下の排水設備を良好に保つためのポイント
当社の建てているシエスタシリーズを例に説明していきます。
1. 床材
外廊下は、耐久性・耐候性に重点を置き、歩行による摩擦や傷・紫外線・直射日光に強く色やエンボスが消えにくい「タキストロン」という床材を使っています。
タキストロンを使うことで、雨が降っても滑りにくくなります。
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2. 傾斜
雨水が溜まって入居者様がスリップした!なんて事がないように少し傾斜をつけて水や汚れが側溝・排水溝側へ流れるようにします。
汚れも雨水と一緒に流れていきます。
あまりにも斜めだと歩いている時に支障をきたす為、気が付かないくらいの微妙な角度で斜めになっています。
更にタキストロンの効果と相乗効果になり、安心安全な外廊下ができます。
外廊下にも安全対策
タキロンシートと排水の工夫で入居者様が住みやすい事故のない物件を作ることができます。
- この記事を書いた人
- 北川 まな
- 娯楽雑誌編集部を経て現在はフリーランスWEBライター。 育児をしながらイベントMCとライターの二足のわらじを履いて活動しています。 子どもの頃から本を読むのが好き、今でも活字を読むことが生活の一部、同時に自分でも文章を書くのが好き。とにかく活字が好きです。 MC、リポーターに経験を活かしてインタビュー記事と取材記事が特技。 「企画・取材・執筆」などを複数のメディアで行っています。
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