当社企画の物件Siestaシリーズの外装は旭トステム外装のサイディング外壁で構成されています。
物件の外観はどのような物件でも建築計画の中で非常に重要な要素です。そのため、特に外壁の選定には細心の注意が必要です。
旭トステム外装の製品は、厳選されたデザインだけでなく、メンテナンス性にも優れている点が魅力です。
本記事ではデザイン性だけではなく、メンテナンス性にも優れる旭トステム外装の製品の魅力に迫ります。
今回は、インタビュー特集③最終回、新商品「SHiZEN」、メンテナンスの注意点まで根掘り葉掘り聞いていきます。
▼全編はこちらで
インタビュー特集①技術力編
インタビュー特集②デザイン編
インタビュー本編
発想の逆転から生まれた新商品「SHiZEN」
▼SHiZEN Oboro
オボロブラック
オボロネイビー
サイディングをどうしても使いたくない方というのは一定数いらっしゃいましてそういった方にサイディングの何が嫌なのかと聞くと、”フェイクなところ”とおっしゃるんですね。性能面の良さはサイディングにはものすごくあるんですけれどそれを差し置いてもデザインとして考えるとやはり使いたくないという方がいらっしゃるんですよね。
そんな方に、だったら窯業製品らしさを全面に押し出した製品をということで開発しました。
さらに、あんまり陰影を出しすぎるとうるさくなってしまうので極力シンプルに抑えて作ったのがこの商品なんです。
弊社としては、こちらの商品を先行していこうかなというのが方針になっています。
このShizenは何かの要望があってそれを目指してできたものではなく、全く新しい発想としてサイディングだからできるものとして作ったのがこの商品です。
設計士さんだと、その時のベストを目指す方が多いんじゃないかと思います。うちは、10年後20年後も考えて作っています。
フェイクというとそれまでですが、最近は技術の進歩で本当にこれフェイク?というほど質感が上がっていますよね。それだとやっぱりサイディングが僕の中でベストかなと思っています。
あとは、やっぱりもともと機能性を追求するというのがどちらかというと強かった部分がありまして、どんなにきれいな見た目で作っても色あせが進んでしまうと表面の色が褪せて色を付けなければいけなくなってしまうんです。もともとはツートンだった柄が一色の塗りつぶしになっちゃったりしてということもあるんですよね。
外壁のプロおススメのメンテナンス方法
これってそもそも色がついているうえにクリア塗装をしているんですよね
クリア塗装で表面を守っていまして、これが劣化していって機能がなくなってしまうと色の層が露出してしまってはがれていってしまうんです。なので、クリア層がなくなってしまう前にまたクリア層を作ってあげると色が維持できるんです。
あとは、定期的に見に行った際に、外壁の表面を少し触っていただいて白い粉が出る「チョーキング現象」が出ていればクリア層が痛んでいる証拠なのでそんなところを目安にしていただくといいかなと思います。
高圧洗浄は非常に圧が強いので人の目には分からないレベルでクリア層を傷つけてしまう可能性があるんです。
表面の防汚性コーティング層は非常に薄いため、高圧洗浄によりはがれてしまいます。その時は汚れが落ちてきれいになりますが長い目で見ると塗膜の劣化を速めてしまうというデメリットが考えられます。
当社の製品はセルフクリーニング機能という雨で自然と汚れを流してくれるようなものがついています。高圧洗浄だとこのセルフクリーニング機能を持った層(クリア層の上にある層)がはがれてしまう可能性があるんです。
なのでメーカーとしては、推奨をしていないんです。
メーカーさんとオーナー様の橋渡しを-編集後記-
旭トステム外装さんのインタビューを全3編に渡りお届けいたしました。
特集①は技術力編、特集②はデザイン編、そして本記事の特集③新商品「SHiZEN」、メンテナンス編。
実際のインタビューは約1時間30分お時間をいただきいろいろなことを直接おうかがいいたしました。
どれも建物を作る方、建物を管理する方、資産運用をするオーナー様、すべてのかたに広めたいここだけの情報でした。
- この記事を書いた人
- 賃貸知識BANK編集部
- 不動産市場や投資に関する情報を専門的な視点で解説しています。資産形成や投資戦略に役立つコンテンツを実務的な目線でお届けします。
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