集合住宅用のユニットバス 最小サイズLIXIL (リクシル)BW1040の特徴をご紹介

集合住宅でお部屋探しをする際、水回りはよく見られるポイントのひとつです。

浴室もその中のひとつ。

「入居の決め手=浴室」とは言わないまでも、浴室の印象が良くないことで減点になる可能性はあります。

浴室は毎日利用するものなので、快適性•利便性の高いものを導入したいものです。

この記事では、ユニットバス、LIXIL(リクシル)のBWシリーズについて、その特徴とお勧めポイントをご紹介します。

最小サイズBW1040の実際の施工写真も織り交ぜていますので、よりリアルに体感できるかと思います。

単身者向けのコンパクトなお風呂

LIXILの集合住宅向けユニットバスBWとはどんなお風呂だ?

一言にまとめると、

誰もが心地のいいコンパクトサイズのバスルームです。

サイズは1014(100cm×140cm)のユニットバスの中では最もコンパクトなサイズ感です。

足を曲げて入浴する広さになるので家族向けというよりは、単身者向けの浴槽といえます。

その特徴は、壁パネルや水栓やシャワー等の設備を限定する事でコストダウンを実現しているところ。

価格が安くても、「風呂が小さくても、できるだけゆったりと過ごしたい」という点にこだわっているユニットバスです。

 

それでは、詳しくみていきましょう。

 

低床設置+低段差ドアで、入る浴室への出入りが楽になっている

コンパクトな浴室に対し、有効開口が650あり、出入りしやすい

水はけがよく、滑りにくさに配慮された床面

床と浴槽が一体型のため繋ぎ目がなくお掃除が楽

洗い場と浴槽の床の高低差がなくつまづきや、滑りの原因になりにくく出入りしやすい

 

また、「サービス付高齢者向け住宅の浴室」の推奨仕様となっているので、高齢の方にも使いやすいというのも特徴の1つです。

賃貸物件にお勧めな理由

リクシルのコンパクトユニットバスBWの概要はご理解頂けたと思います。

賃貸物件にお勧めな理由がこちらです。

①圧倒的コストパフォーマンス

賃貸物件の設備には過剰な設備をつけず、コストを抑えたいもの。

このBWは入居者(単身者)に合った設備があり、質の良いユニットバスのため採用しました。

更に、弊社の場合は窓のサッシもリクシルです。

可能な限り導入メーカーを統一することでコストダウンが図れます。

ここはコスパ重視でいきたいところ。

コスパが良いと言っても安価な訳ではなく、金額に対してその物の性能や機能、効率が値段以上に良いということです。

オーナー様も、入居者様も満足度が高まるはずです。

②コンパクトなサイズ感

限られたスペースの中でも設置できるサイズ感が使えるポイントです。

賃貸物件用にお勧めな機能

ここからは賃貸物件に取り付けるにあたって、おすすめのオプション機能を記していきます。

オプション機能のため、上手く選択していくと他物件との差別化に繋がります。

①浴室乾燥

浴室乾燥機は、浴室についている乾燥機です。

乾燥、換気、暖房、冷風など、さまざまな機能があります。

冬は浴室内を暖めることができ、夏は涼しくすることができるため、入浴時に快適に過ごすことが可能です。

洗濯物を干すことができます。雨が続くときや花粉症の場合でも洗濯物を干すことができるのも大きな利点です。

②エコフルシャワーヘッド

シャワーヘッド大きめで微細な空気の泡が出る節水仕様になっています。

勢いを保ちつつ一粒一粒のシャワーの大粒化を実現。

心地よく肌触りもよいシャワー感が得られます。

③アクセントパネル

浴室のドアを開けた時、第一印象としてお洒落な空間を演出してくれます。

視覚的効果はコンパクトな浴槽のマイナスポイントを払拭してくれる効果も少なからずあるでしょう。

また、水垢が目立ちにくいというメリットもあります。

以上の機能は他の物件との差別化に大きくつながります。

過剰機能との線引きが難しいところですが、入居者の満足度は間違いなく上がります。

有効な空室対策機能と言えるでしょう。

 

ちなみに、追い焚き機能もつけることができますが、下記の理由で弊社の物件には採用しませんでした。

  • 追い焚き機能の配管の手入れの手間、不衛生ではないか
  • ガスを多く使い、光熱費が高くつく

快適性•利便性•コスパのバランスを考え、賃貸物件には不要なものと捉えています。

実際の物件の写真紹介

ここからは弊社の取り扱い物件の実際の施工例を掲載していきます。

弊社の物件のアクセントパネルはホワイトストーンを採用しています。また、縦長の鏡をオプションで追加しました。

コンパクトな浴室でも、鏡の奥行と膨張色で空間を広く感じる効果があります。

こちらの浴室には窓がついていて採光がとれ明るいバスルームになります。

空間を広くとるためカウンターはありませんが、シャワー横に収納棚と浴槽にも収納スペースがあるためシャンプーリンスなどのバスグッズはすっきり収納可能です。

アクセントパネルがアルチェネイビーというダークトーンの浴室です。

一気に引き締まった印象になります。

少し見づらいですが、浴槽の収納棚が2箇所あります。このように取り付ける棚の数もカスタマイズできます。

入居見込み層が欲しい設備が賃貸住宅で求められること

LIXILのBWシリーズは最小1040サイズで賃貸住宅の限りあるスペースにも使うことができます。

浴室乾燥をプラスして付加価値の高い浴室環境をアピールできるので入居者募集活動でも役に立ちます。

住宅建築では設備はどれを採用するか、それにつけるオプションはどのようにするかなど選択肢が多く建築前に一番時間のかかる工程です。

賃貸住宅づくりでは、入居見込み層がどのような設備が欲しいと思っているのか需要を確認することが満室へのポイントです。

この記事を書いた人
菊地 はる
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