雨の日の賃貸の内見6つのチェックポイント!日当たりの確認は難しい?

雨の日は、車が走る時の音や共用部分に屋根がないのが気になるなど、晴れている日の内見では分からないことが起こり得ます。

雨が降っている日の内見は、雨の日も問題なく生活できるか確かめるのに役立ちます。

そこで、雨の日の内見で確認すると良いことと注意点を紹介します。

雨の日の内見でチェックすべき6つのこと

  • 車が走る時の音
  • 共用部分の屋根の有無
  • ベランダ・バルコニーの水はけ
  • 近隣の部屋の生活音
  • 室内の洗濯物を干すスペース
  • 最寄りの駅・バス停・スーパー・コンビニなどまでのアクセス

 

上記は、特に確認をおすすめするポイントです。

それぞれの理由をご説明します。

車が走る時の音

車の往来の多い道路に面したアパートやマンションは、車の走行音が聞こえやすいです。

雨の日は特に音が大きく聞こえます。

晴れている日でも音が気になるようなら、賃貸契約を避ける方は多いかと思います。

しかし、晴れていれば気にならないものの、雨が降っていると気になる場合もあります。

騒音に敏感の方は走行音がよく聞こえる雨の日に内見することで、入居後のリスクを下げられます。

共用部分の屋根の有無

マンション・アパートの入口から各部屋まで屋根がないと、傘をさせない時は濡れてしまいます。

お気に入りの洋服を着ている時や大切な荷物を持っている時などは、気が滅入ってしまいそうです。

共用部分の水はけが悪いと、廊下に雨水が溜まることもあるので、足元も確認してみてください。

ベランダ・バルコニーの水はけ

水はけが悪いと、ベランダやバルコニーに水が溜まりやすいです。

なかなか水が引かないと湿気が取り除かれず、外に干した洗濯ものが乾きにくいです。

水はけが悪いと、土や葉っぱが溜まることもあります。

内見の際に気づいたら、管理会社に入居するまでに対処してほしいと伝えておくことをおすすめします。

近隣の部屋の生活音

引っ越してから近隣の方の生活音が聞こえやすいと分かることも珍しくありません。

雨の日は、家で過ごす方も多いはず。

よって、雨の日の内見は、遮音性を確かめやすいとも言えます。

近隣の生活音が聞こえやすいということは、ご自身の生活音も近所に聞こえている可能性が高いです。

楽器の演奏のような大きい音を出す習慣がなくても、「うるさい」と苦情を寄せられることが想定されます。

内見で実際の環境に近い形で遮音性を確かめられる可能性が高いおかげで、騒音トラブルの心配をせずに済みそうです。

室内の洗濯物を干すスペース

梅雨時など、雨の日でも洗濯しないといけないこともあります。

室内で洗濯物を干せるゆとりがあれば、雨が降っても安心です。

例えば、賃貸物件で近年設置されることの多い「ホスクリーン」は室内干しのための設備です。

室内干しをすると、部屋に湿気がこもりやすいです。

浴室乾燥機24時間換気システムがあれば、湿気対策ができます。

最寄りの駅・バス停・スーパー・コンビニなどまでのアクセス

普段は自転車やバイクを使う方だと、最寄りの駅やバス停に行くのにかかる時間を気にしないかもしれません。

しかし、雨の日だけは公共交通機関を利用する方も多いかと思います。

そこで、内見の日に雨が降っていたら、雨の中歩ける距離に駅などがあるか確かめてみてください。

電車やバスが来る頻度も確認することをおすすめします。

駅からの近さも重要ですが、家のすぐ近くにバス停など公共交通機関があれば体調不良や仕事などで疲れた時にも役立ちます。

 

スーパーやコンビニも近いと、天気に関係なくすぐに行けるので、利便性の点でおすすめです。

雨の日に内見する時の注意点

  • 日当たりを確認できない
  • 晴れている日より部屋が暗く見える
  • 濡れても問題ない服装やすべりにくい靴で行く

 

内見の時に意識しないと起こり得ることをご説明します。

日当たりを確認できない

  • 部屋に光は入ってくるか
  • 日ざしは強すぎないか
  • 洗濯物を乾かすのに十分な日は当たるか

など

雨の日は、上記をチェックできません。

晴れていても日当たりが悪ければ、年中部屋が湿っぽいなどの問題があります。

ただし、バルコニーの方角で日中の日当たりの予測はできますので、不動産会社にご質問ください。

晴れている日より部屋が暗く見える

日が入らないため、晴れている時より部屋は暗くなるものの、暗いのは雨の日だけというケースもあります。

ただし、部屋の方角や周囲の建物の状況によっては、晴れていても暗く感じることも。

 

雨が降っても明るい部屋なら、いつでも明るいとも言えます。

部屋の明るさが賃貸の条件の優先度の高い方には、特におすすめです。

濡れても問題ない服装やすべりにくい靴がおすすめ

  • 雨が降っているとすべりやすい
  • 水たまりができることも
  • 屋根のない所を歩くこともある

 

上記の理由で足元が悪く、天気の良い日より物件のご案内にお時間をいただく傾向があります。

スムーズにお部屋を見ていただくのはもちろん、安全面でも、すべりにくい靴でいらっしゃることをおすすめします。

靴のまま内見できる物件もあるものの、全身が濡れてしまい部屋に入るのを躊躇し、再内見を希望する方もいます。

濡れても動きやすい服装や靴だと、雨が降っても安心して部屋の中まで入りやすいかと思います。

雨の日の内見は部屋の気になる点が見えやすい!

晴れていると、共用部分の屋根やベランダの水はけまで意識しないかもしれません。

雨の日の内見は、雨が降った時の問題を浮き彫りにします。

同時に、部屋が暗く見えるなど、部屋の状態を悪く見せます。

よって、問題が気にならないなら、ご自身にとって良い部屋と言えます。

 

傘の開閉の手間があるなど、雨の中たくさんの部屋を見るのは大変です。

面倒に感じる方もいるかと思います。

しっかり物件を見れないと、気に入った部屋が見つからず、何度も内見が必要になります。

再内見にならないよう、住みたい部屋の条件・譲れない条件を明確にしておくことも大切です。

この記事を書いた人
星脇 まなみ
2016年からフリーランスでライターとして活動しています。 主に住まい・暮らし・生活に関する記事を制作してきました。 住みやすい街や今後熱くなりそうな街や都市開発、資産運用への関心が強いです。 住宅設備で1番好きなのはトイレ。外出先でもメーカーやデザイン、使い勝手が気になってしまいます。
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