賃貸を探すポータルサイトの機能の違いは?スーモなど5つのサイトを比較!

不動産ポータルサイトには、入居者募集中の物件の間取り・賃料・設備などの情報が載っています。

お部屋探しを行うお客様はポータルサイトで物件情報を見てお部屋探しを行います。

不動産ポータルサイトは、不動産会社から広告掲載料をもらい、情報を載せることでサイトが成り立っています。

ポータルサイトはいくつもあり、サイトによって特徴が違います。

本記事は、5つのポータルサイトを比較し、独自性の高い機能について紹介します。

主要ポータルサイト

SUUMO(スーモ) ホームズ アットホーム
運営会社株式会社リクルート株式会社LIFUL(ライフル)アットホーム株式会社
賃貸物件掲載数

(2022年7月17日現在)

7,582,360件 5,105,877件 1,678,038件
サイトURL https://suumo.jp/chintai/ https://www.homes.co.jp/chintai/ https://www.athome.co.jp/chintai/

上記3サイトは、不動産会社がいずれかには必ず物件を掲載していると言っていいほど活用されるサイトです。

利用者も多い3つのサイトの特徴的な機能について、それぞれ説明します。

SUUMO(スーモ)

上の表からも分かるように、掲載数No.1のサイトです。

弊社をはじめ、多くの不動産会社が反響の大きさを実感しているために、掲載数が多いのではと思います。

 

アプリの「なぞって探す」機能は、住みたい街の周辺を指で囲むことで、物件の検索範囲を指定できます。

 

Webからでも、「初期費用5万円以下」「ペットと暮らそう」など、他の物件と差別化を図れるポイントのランキングを確認できます。

テーマを選ぶと、部屋の特徴・どのような人におすすめかなどが簡潔に書かれたコメントをチェックできます。

自分にぴったりの部屋が見つかりそうか考える参考になります。

ホームズ

PCの利用者数No.1のサイトです。

 

3D間取り」は、ホームズならではの機能のひとつです。

間取り図を立体で確認できます。

上2枚の画像は、シエスタデュオ西武柳沢エルプエブロの3D間取りです

一部、写真もチェックできます。

キッチン・ベッドルーム・バス・トイレなどの位置関係が分かりやすく、導線(動きやすいか)なども想像しやすいです。

 

その他にも、以下のような独自の検索方法もあります。

  • 「人気のこだわり条件」を「必須」「できれば」と選択して検索できる
  • 「始発駅」「分譲マンションに住みたい」といったハッシュタグ検索

どこまでこだわるか指定すると、希望の間取り・エリア・駅からの距離に該当する物件が、譲れない条件を満たす順に表示されます。

ハッシュタグ検索は、SNSを使うように気軽に部屋探しを始められそうです。

アットホーム

掲載不動産店舗数No.1のサイトです。

多くの不動産会社が活用しているサイトとも言えます。

 

オンラインで入居申込できる不動産会社または物件なら、「スマート申込」を利用できます。

申込から審査までオンラインで完結する機能です。

不動産会社への来店不要で、申込書の記入や修正が簡単なのが特徴です。

 

話題のエリアから探す」から検索すれば、住みたい街ランキングなどで人気のエリア内の物件をまとめてチェックできます。

たとえば、「吉祥寺」「厚木」「川口」といったエリアの物件です。

「趣味・特技」から探す機能もあります。

7月時点では「サーフスポットから探す」というテーマで、大磯や茅ヶ崎市などの物件がすぐに見つかるようになっています。

CHINTAI

運営会社 株式会社CHINTAI
物件掲載数 非公開
サイトURL https://www.chintai.net/

株式会社エイブル&パートナーズの完全子会社で、住まいに関するWebサイトを複数運営する企業のポータルサイトです。

 

一部の物件は「360°パノラマ写真」に対応しています。

内見しているように部屋を見渡せます。

  • 周辺の家賃相場と賃料を比較できる
  • 「居室」「リビング・ダイニング・キッチン」の広さを指定して検索できる

など

家賃が相場より高すぎないか確かめながら部屋探しできます。

広さをスペース別に指定できるのは、広さにこだわりのある方にはうれしい機能ではないでしょうか。

オウチーノ

運営会社 株式会社オウチーノ
物件掲載数 非公開
サイトURL https://chintai.o-uccino.com/

不動産専門のポータルサイトを運営する会社によるサイトです。

 

女性の利用者が多いのが特徴です。

女性からの支持が高い理由として、周辺環境の分かりやすさが挙げられます。

コンビニ・スーパーはもちろん、学校・公園・銀行・郵便局などの距離まで細かく紹介されています。

ポータルサイトへの掲載料金について

ほとんどのサイトは非公開です。

サイトをチェックすると「詳しくはお問い合わせください」といった形で誘導されます。

今回紹介したサイトの中でオウチーノのみは、「月額1.8万円+税で物情報載せ放題」と掲載しています。

 

多くのサイトでは、2種類の料金形態から選べることが多いです。

たとえば、ホームズなら「問合せ課金プラン」と「掲載課金プラン」です。

問合せ課金プラン 掲載課金プラン
  • お客様からの問合せが来てはじめて課金される
  • 繫忙期と閑散期の掲載費にメリハリをつけられる

※反響がたくさん来ると、際限なく課金されます。

  • 一定の掲載数までは利用料金が変わらない
  • 少ない掲載数から広告の効果を確かめられる

 

問合せ課金プランにすると予算感がつかみにくいのはデメリットとも言えます。

反響が多いのはありがたいことですが…。

 

掲載課金プランは、「広告枠」を買うという形で利用します。

10~20件物件を掲載できる枠を購入し、空室が増えたら枠を買い足すという流れです。

ポータルサイトの機能はサイトの差別化のポイント

今回紹介した以外にも、さまざまなポータルサイトがあります。

使いやすさで、どれくらいの人が利用するかは変わってきます。

機能によっても、メインユーザーは違います。

 

オーナー様の物件の空室をつくらないためには、掲載料を支払う意味があると思えるサイトを選ぶことがポイントです。

料金だけではなく、掲載する賃貸物件のコンセプトに合うユーザーが多く利用しているかも考えながら掲載先を決めることが大切です。

弊社も、ポータルサイトを活用した営業活動を行っています。
▼ポータルサイト掲載効果を最大限に発揮する手法についての記事はこちら

この記事を書いた人
星脇 まなみ
2016年からフリーランスでライターとして活動しています。 主に住まい・暮らし・生活に関する記事を制作してきました。 住みやすい街や今後熱くなりそうな街や都市開発、資産運用への関心が強いです。 住宅設備で1番好きなのはトイレ。外出先でもメーカーやデザイン、使い勝手が気になってしまいます。
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