セキュリティ強化型賃貸3例!女性のひとり暮らしでも安心な物件とは?

賃貸住宅にも防犯性の高さに重点の置かれた物件があります。

本記事ではセキュリティ強化型賃貸はどのようにセキュリティを強化しているのか、3つの実例を取り上げながら紹介します。

既存の収益物件で導入できる防犯性を高めるポイントも解説しています。

セキュリティ強化型賃貸とは

オートロック、モニター付きインターホン、セキュリティシステムなど、防犯性の高い設備の充実している賃貸です。

セキュリティ万全な賃貸住宅の実例

旭化成ホームズ株式会社の賃貸住宅「へーベルメゾン」には、セキュリティ面に力を入れている物件があります。

へーベルメゾンのセキュリティ強化型賃貸と、ひとり暮らしの女性がターゲットの「New Safole」の特徴を紹介します。

 

大東建託株式会社の賃貸住宅ブランドDK SELECT(DKセレクト)は、「DK SELECTセキュリティ」というサービスを付けることで防犯性の高さをアピールできます。

DKセレクトで選べる高い防犯性のサービス「DKセレクトセキュリティ」についても紹介します。

へーベルメゾンのセキュリティ強化型賃貸

防犯対策に有効な下記のような設備・システム付きの賃貸住宅です。

  • オートロック
  • ディンプルキー
  • モニター付きインターホン
  • 防犯ガラス、シャッター
  • 24時間セキュリティシステム

ディンプルキーは形状が複雑でピッキングに強い、複製されにくいという特徴を持つ鍵です。

モニター付きインターホンなら誰が来たか部屋から確認できます。

不審者の侵入防止を期待できます。

 

24時間セキュリティシステムは、防犯カメラや室内の異常を感知できるシステムなどで24時間監視するシステムです。

緊急時は警備会社が駆けつけます。

緊急事態の発生時、簡単に通報できる仕組みも備わっています。

New Safole

ひとり暮らしの女性が安心して暮らせるのが特徴の、女性専用の賃貸住宅です。

オートロック、モニター付きインターホン、防犯カメラ、宅配ボックスなどに加え、New Safoleならではの方法でもセキュリティ面で安心の物件になっています。

安心して暮らせるのは以下のような理由があります。

  • 独自の基準で周辺環境をリサーチ
  • プライバシーへの配慮
  • 1階のお部屋は電動シャッターを取付
  • 前入れ後ろ出し郵便受け

 

New Safoleは夜間に1人でも帰れる立地に建築されています。

プライバシーコントロールテラス」というフェンスのおかげで、外からの視線が気になりにくく、侵入しにくいです。

建物を囲むように植えられた樹木は、緑を感じてリラックスできると共に、中を見えにくくします。

電動シャッターなら、窓に近づかずにまぶしい光や視線をさえぎれます。外から姿を見られる心配がありません。

防犯面でお部屋探ししている方から避けられやすい1階のお部屋の弱点を解消していて、空室対策としても有効と言えそうです。

 

前入れ後ろ出し郵便受けは、郵便物を取り出す際、外部の人から部屋番号を見られずに済みます。

 

おかえりラウンジ」という温かみを感じられるエントランスも、New Safoleの安心に貢献しています。

夜帰宅しても明るい、通りからエントランスの明かりが分かるなどで安心感を覚えます。

 

独立洗面台、ウォークインクローゼットといった女性にうれしい設備も付いています。

DK SELECTセキュリティ

不審者を「近づけない・入らせない・万が一の時はしっかりガード」を謳う、大東建託オリジナルの防犯ブランドです。

 

防犯カメラ、防犯性の高い玄関ドアやサッシ、非常警報器などを組み合わせて、セキュリティを強化します。

組み合わせは地域や建物の特性にあわせて変えられます。

一定の基準を満たすと「防犯優良賃貸」として登録されます。

防犯優良賃貸は2016年3月30日から始まった制度です。

住宅の防犯性の向上と安心・安全な暮らしの提供のためにつくられました。

2016年9月30日、群馬県にある大東建託の賃貸住宅が全国ではじめて登録されました。

所有する収益物件の防犯性を高めるには?

New Safoleの登場を考えると、セキュリティ強化型賃貸は女性の人気が高いと予想されます。

しかし人気設備ランキングを見ると、ファミリー向けの賃貸住宅でも防犯に関する設備の人気の高さをうかがえます。

故に、収益物件のターゲットに関係なく、セキュリティを強化することは無駄にはならないと思われます。

改めて既存の物件でもできる防犯性を高める方法をまとめました。

  • 防犯カメラや宅配ボックスの設置
  • ディンプルキーや電子キーへの変更
  • 防犯ガラスに交換

費用の問題で防犯カメラの設置が難しいなら、ダミーカメラを検討するのも手です。

「カメラで撮られているかも」と不審者に思わせるだけでも、犯罪行為の抑制を期待できます。

 

次の入居まで時間がある、空室期間の長いお部屋に困っているなどの場合、各部屋の防犯面を見直すのも良いかもしれません。

ドアのハンドルに専用のタグやカードをかざす、暗証番号を入力して開閉するなどの仕組みなら鍵穴が不要です。

ピッキングの心配がなくなります。

お手持ちのスマートフォンで開け閉めしてもらう「スマートロック」というシステムもあります。内見円滑化にもつながるシステムです。

昨今、世間を騒がせている連続強盗事件。

犯人たちは窓ガラスを割って住居へ侵入します。

衝撃を加えた時に割れにくいガラスは、防犯対策に有効と考えられます。

セキュリティ強化型賃貸はあらゆるターゲットにアピールできる収益物件

単身者向け・ファミリー向け物件共に、建物の防犯性を高める設備は人気が高いです。

強力なセキュリティをアピールできる物件は、女性の単身者や学生の初めての一人暮らしを心配する親御さんへ響く特徴です。

所有の物件に本記事で取り上げたセキュリティ対策があれば、図面や募集広告でアピールすることを管理会社・仲介会社へ提案してみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人
星脇 まなみ
2016年からフリーランスでライターとして活動しています。 主に住まい・暮らし・生活に関する記事を制作してきました。 住みやすい街や今後熱くなりそうな街や都市開発、資産運用への関心が強いです。 住宅設備で1番好きなのはトイレ。外出先でもメーカーやデザイン、使い勝手が気になってしまいます。
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