カップルや子育て中の方は広いお部屋を探しています。
ターゲットが暮らしやすい設備やサービスを備え、「カップル向け」「子育て向け」とアピールできると、差別化を図れます。
エリアや間取りによっては、自宅で仕事したいSOHO向けにもなります。
本記事では4つの賃貸の特徴を紹介します。
- カップル向け
- 子育て向け
- シングルマザー向けシェアハウス
- SOHO可
目次
2人以上で入居できる物件はターゲットが明確なコンセプト型賃貸になる!
カップル・子育て世帯など、ライフスタイルで住みやすい部屋は異なります。
「カップル向け」「子育て向け」賃貸は、物件のアピールポイントや誰におすすめか分かりやすいです。
若いカップルに人気がありそうなエリアなら、カップル向け賃貸の需要がありそうです。
近くに学校があれば、子育て向けの物件のニーズが高いと考えられます。
では、カップルや子育て中の方はどのようなお部屋を求めているのでしょうか。
カップル向け賃貸
楽器可賃貸・シアタールーム付き賃貸などの物件ほど構造や設備の特徴はありません。
2人暮らしに適した間取り、あると便利・うれしい設備が付いていると、カップルでの入居を歓迎できるはずです。
2人暮らしで人気が高いのは2DKや2LDKです。お互いに自分のための空間も持てる間取りです。
広めのワンルームや1LDKは、家にいる時間が少ない・家賃の安さの優先度の高いカップルに人気があります。
2人でいることの多いリビングが広々していると、ソファを置いたりゆったり過ごせます。
広めのキッチンだと2人でも料理がしやすいです。
子育て向け賃貸
保育園・幼稚園や小学校が近い、自治体が子育て世帯への支援に力を入れているなどのエリアは、ファミリーからの人気が高いです。
ファミリーで住める賃貸は単身者向けほど多くはないため、空室が埋まりやすいです。
お子さんが小さいと騒音で近隣に迷惑をかけないか心配に思う方が多く、防音性の高い物件が好まれます。
和室はクッション性に優れて音も吸収してくれるため、和室付きのお部屋をファミリー歓迎にする手もあります。
オートロックやモニター付きインターホンがあると、お子さんも安心です。
積水ハウスはサブリースで子育て向け賃貸マンションを建築しています。
建物の1・2階にスーパーや医療モールが入居しています。
建物内にスーパーなどがあるおかげで、子育て世帯の利便性が向上しました。
周辺で生活している方も便利になり、子育て向け賃貸がまちづくりにも貢献した事例と言えます。
シングルマザー向けシェアハウス
入居審査に不安を持つシングルマザーの方は少なくありません。
子どもを1人で育てて悩んだ時、誰に相談したら良いか分からないという方もいます。
シェアハウスなら、シングルマザーという共通点を持つ人たちと交流を持てて、不安を解消できるかもしれません。
一般的な賃貸より家賃を抑えられるのもシェアハウスのメリットです。
- お互いに助け合える、子どもが1人になりにくいなどの環境がつくられる
- 審査など入居前の不安も緩和される
上記を考えると、シングルマザーをターゲットにしたシェアハウスが誕生するのは自然なことかもしれません。
シングルマザー向けシェアハウスは以下のようなサービスが見られます。
- 保育所併設
- 保育園の送迎
- ベビーシッター
- イベントスペース
- 仕事のあっ旋
- 食事付き
- 水道光熱費が定額or家賃に含まれている
- 見守り
- 管理人常駐
など
2人以上で住めそうなお部屋はSOHO可にもおすすめ
SOHOとはSmall Office Home Officeの略で、小さなオフィスや自宅で仕事をする働き方を表します。
SOHOできる物件のポイントは、仕事とプライベートを分けられることです。
2K以上やロフトのある1DK以上のお部屋で単身者にも人気の高いエリアなら、SOHO可というコンセプトは魅力的でしょう。
その他、以下のようなお部屋もSOHO向きです。
- 玄関や仕事場が想定されるスペースからトイレが近い
- バス・トイレ別、キッチン独立
トイレは仕事場からプライベート空間を通らず行けるのが理想です。
浴室やキッチンが見えないと、来客時に生活感を出さずに済みます。
SOHO可物件は事務所用ではなくて居住用なので、他の入居者様への配慮も大切です。
全ての入居者様の安心のためには、SOHOに利用できるのはWeb上で完結する仕事や来客が限られる(不特定多数の人が出入りしない)仕事に限るのが無難です。
表札や看板は出せないことは事前に説明しましょう。
広い部屋やシェアハウスはライフスタイルに特化した賃貸と相性が良い!
2人以上で住めるお部屋や入居者様同士の交流が盛んな賃貸を経営したいなら、カップルや子育て中の方をターゲットにした住宅がおすすめです。
単身者に人気、フリーランスの方が多いといったエリアなら、SOHO向け賃貸も需要がありそうです。
複数人で住める部屋やSOHO可の物件は、一般的な単身者向け賃貸より数が少ないです。
2人以上の入居やSOHOが認められた賃貸は、条件に合う部屋が見つからないと困っている人たちを助けられます。
物件の所在地にニーズがあれば特殊な賃貸住宅も満室にすることができます。
どのような物件が周りに多いのか、どのような人が住みそうかニーズの調査が健全な賃貸住宅経営の近道です。
- この記事を書いた人
- 星脇 まなみ
- 2016年からフリーランスでライターとして活動しています。 主に住まい・暮らし・生活に関する記事を制作してきました。 住みやすい街や今後熱くなりそうな街や都市開発、資産運用への関心が強いです。 住宅設備で1番好きなのはトイレ。外出先でもメーカーやデザイン、使い勝手が気になってしまいます。
- 「運用する」カテゴリの最新記事