WBCのアメリカでの決戦が近づいています。
現地に行きたかったけど行けない…という方も多いのではないでしょうか?
「せめてどのようなスタジアムで戦うかだけでも知りたい」方なら、ニュースで外の雰囲気を見るだけで楽しそうと思っているかもしれません。
そして、日本の球場にはない特徴を見聞きした方もいるかと思います。
WBCの準決勝・決勝が開催されるローンデポパークの外観や内部をリサーチしてまとめました。
ローンデポパークの概要
2012年に開場したマーリンズの本拠地です。キャパは3.7万人。
フロリダ州マイアミにあり、マイアミの奇跡の跡地に建築されました。
マイアミの奇跡はアトランタオリンピックでサッカー日本代表がブラジルに勝った出来事です。
スタジアムは水と陸の融合をイメージさせる、街の海岸風景を象徴したデザインです。
金属とガラスを組み合わせた建造物がモダンな印象です。
外壁のガラスの壁が、美しいスカイラインの風景を取り込んでいます。
マイアミの多様な文化を反映したアーケードやカラフルなモザイクなどは、都市生活の背景を創造しています。
日本の球場だとファイターズの新球場エスコンフィールドと雰囲気が近いという声が聞かれます。
ローンデポパークの特徴のひとつが開閉式屋根です。
雨の多い天候に対応するために開閉式になっています。
開閉にかかる時間は13分。
マイアミと日本の時差は14時間。
サマータイム中(3月中旬から11月上旬)は13時間なので、WBC期間は日本より13時間遅れているということです。
日本から直行便はないため、ロサンゼルス経由などで行くことになります。
選手側に影響のありそうな建物の特徴
メジャーで3番目に広いため、ピッチャーに有利な球場で有名です。
2度外野フェンスを手前に出した工事後でも、ホームラン性の当たりが外野手にとられてしまうことも珍しくありません。
日本より湿度が高く、ボールがピッチャーの指にかかりやすいこともピッチャーに有利と言われる理由です。
かつて左中間にオブジェが設置されていた影響で歪んでいるため、左右非対称なのも特徴です。
メジャーで活躍した日本人ピッチャーたちは、左翼後方ブルペン横のクラブの存在を気にしています。
音がうるさく、ブルペン調整が大変とのことです。
球場アナウンスが聴こえず、打者が分からない時もあったとか。
以前はプールが併設されていました。
2020年、天然芝から人工芝に変更されています。
ただし、天然芝に近い感じと言われています。
観客側に関係のありそうな建物の特徴
2021年までネクストバッターズサークル付近の壁に熱帯魚が見れる水槽(アクアリウム)が設置されていました。
マイアミビーチに近い球場であることから海を連想させるためでしょうか。
水槽には強化ガラスが使用されていました。
が、ファウルボールが水槽に直撃し、破損によって水が漏れ出したというハプニングが起きました。
ローンデポパークと日本の球場は似てる?違う?
日本にもベルーナドームや横浜スタジアムなど、周囲の風景を活かしたり街の雰囲気を感じられるデザインの球場があります。
クラブやプールなど野球に詳しくない人も楽しめる仕組みは、ホテルが併設されたエスコンフィールドに通じます。
「○○しながら試合を楽しめる」という所に共通点を見出しました。
開閉式の屋根の考え方には違いを感じます。
ローンデポパークの屋根もペイペイドーム同様開いてることは少ないとのことですが、「周りに病院があるから」といった理由ではありません。
ローンデポパークはエンタメ性の高い球場
ニュースで見ているだけでワクワクしてくるローンデポパーク。
日本語のサイトがほとんどなかったものの、行ったことある人の感想などを聞くと、気になる特徴がいくつもあり、調べてみることにしました。
クラブなど最新の状況が不明な箇所もありましたが、自然に盛り上がれる数多くの工夫を試みていたことが分かりました。
いつか現地の空気感を味わいながら、マイアミがどのような雰囲気の街なのか体感したいものです。
- この記事を書いた人
- 星脇 まなみ
- 2016年からフリーランスでライターとして活動しています。 主に住まい・暮らし・生活に関する記事を制作してきました。 住みやすい街や今後熱くなりそうな街や都市開発、資産運用への関心が強いです。 住宅設備で1番好きなのはトイレ。外出先でもメーカーやデザイン、使い勝手が気になってしまいます。
- 「暮らす」カテゴリの最新記事