賃貸物件に使われる外装材の種類・特徴を比較!外装材の重要性や選び方とは?

住宅の外観を彩ることはもちろん、雨や風などから守る役割も持つ「外装材」。
外装材にはサイディングやタイル、モルタルなど様々な種類があり、それぞれがもつ性能も異なります。

とはいえ、これから賃貸住宅を建てる予定のオーナー様で外装材の具体的な特徴は何なのか?結局どれを選べば良いのか?など悩まれる場合も多いのではないでしょうか。

今回は、住宅における代表的な外装材の種類やその特徴をご紹介いたします!
今後賃貸住宅の建設を検討しているオーナー様は、最適な外装材を見つけるための参考にしてみてください。

外装材とは何?その重要性と選び方

外装材とは、住宅の外装装飾に用いる建材のことをいいます。
外装材によってデザイン性が左右されるのはもちろんのこと、雨や風、隣家の火災から守る盾のような役割も持ちます。

賃貸住宅を経営するにあたり、外装材選びは非常に重要なポイントとなります。
常に外気や日光などに晒され、様々な汚れの付着や劣化するリスクが高い外装材は必要に応じてメンテナンスが必要です。
それだけに、すぐに汚れたりひび割れたりなどしてしまえばそれだけメンテナンス費用がかさみ賃貸経営における痛手となりかねません。
だからといってメンテナンスを怠れば、美観を損ねて資産価値や入居率の低下を招く恐れもあります。

賃貸住宅を上手に経営していくには、外装材の特徴から必要なメンテナンス頻度の目安を理解したうえで、ご自身が思い描くコストパフォーマンスと比較しながら慎重に選んでいくことも大切なのです。

外装材の種類や特徴については次項にて詳しく解説いたしますので、是非参考にしてみてください。

 
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賃貸物件の「壁」に使われる外装材4種

 
住宅の建築において使われることの多い外装材は、大きく以下の5種類に分けられます。

サイディング

サイディングとはボード状になった外壁材で、「窯業系」「金属系」「木質系」とさらに細かく分類されます。

住宅では窯業系サイディングが採用されている場合がほとんどで、セメント8:繊維質2という分量で作られています。

 

工場生産されているため品質が安定しており、価格も安価かつ短い工期で済むで工事にかかるコストが低いという点が特徴です。

また、窯業系サイディングの場合は耐火性・遮音性・耐震性にも優れています。

ただし防水性能に後れを取っており、雨水や急激な温度変化で膨張したりひび割れたりしてしまうという弱点もあります。
 
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モルタル

水とセメントを練り合わせて作る材料「モルタル」の下地に、樹脂系の素材やしっくい、珪藻土などを塗装する工法です。

サイディングが普及する以前は日本国内の建築にて広く使われていた外装材で、柔軟性が高く十分な耐火性・耐震性・耐久性も持っています。

人の手で塗布していく工法から、自由度の高いデザインを作り上げることができるという点もメリットです。

 

しかし、モルタルは雨水や窓の開口部から流れた汚れなどが目立ちやすいというデメリットがあります。

また、モルタルの外壁は手仕上げのため品質にばらつきが出ます。

耐久性や防水性能などにこだわると導入にかかるコストも低くはないため、注意が必要です。
 
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タイル

粘土を主原料として各種鉱物を混ぜ合わせ、根音で焼き上げた素材である「タイル」を外壁に貼り付けていきます。

タイルは外壁だけでなく床や内装にも使われることが多いです。

 

対候性・耐久性・耐火性に優れており、汚れが付きにくく劣化する恐れも少ないことから、メンテナンス費用を最小限に抑えることができます。

見た目も高級感があり、デザインのバリエーションが豊富なので外観の雰囲気にこだわる方にはおすすめの素材です。

一方で、材料費が高いというデメリットもあります。

将来的なメンテナンス費用を抑えられる分、初期費用がかかってしまう点は注意しましょう。
 
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ALC

「Autoclaved Lightweight Concrete」の略語で、軽量気泡コンクリートのことを指す名称です。

石灰質材料とケイ酸質材料を水と混ぜ、ガス発生剤を添加することで気泡が生まれます。

気泡ができた状態で固めたあと、高温高圧で焼成して硬化させた素材の事を軽量気泡コンクリートと呼びます。

 

軽量かつ耐火性能に優れており、簡単に加工できるという点がメリットです。

ただし吸水性も高く、防水性能を備えていないために内部へ水が入り込むとひび割れを起こすこともあります。

そのため、雨よけがない住宅に取り入れる場合は撥水コーティングを施す必要があります。

賃貸物件の共用廊下・階段の外装材は3種

マンションやアパートの共用廊下や階段においても外壁と同様に「モルタル」や「タイル」が使われている場合が多く、それぞれが持つメリット・デメリットは先ほど解説した通りです。

 

一方で、防滑性ビニル床シートの「タキロンシート」もよく使われている床材として挙げられます。

タキロンシートは対候性・防滑性・耐摩耗性などを備えており、汚れやカビにも強い優れものです。

 

温度差による劣化、雨による転倒といったリスクを回避して入居者様の安全な暮らしを守りながら、美観を保つことでメンテナンス費用を抑えることもできます。

ただし、タキロンシートは将来的なメンテナンス費用が抑えられる分初期費用がかかる点に注意が必要です。

 
▼こちらの記事ではモルタルとタキロンシートのメリット・デメリットをより詳しく比較の上解説しています。

賃貸住宅の外装材は「コスト」と「特徴」を見比べながら慎重に比較を

賃貸住宅における外装材はこれにするべき!と断言できるものではなく、それぞれの素材によって異なる特徴と初期費用・メンテナンス費用といったコストを十分に考慮しながら理想とする賃貸経営像に合わせて選ぶ必要があります。

 

また、ターゲット層となる人々を惹きつける外見となるのか?街並みと調和できるデザインとなるか?といったポイントも外装材選びにおいて忘れてはいけないポイントです。

外装材選びひとつで、賃貸住宅経営が変わります!
 
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この記事を書いた人
浦野 瞳
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